今、人気売れ筋の電気圧力鍋の具体的な比較記事を書いています。
もちろん、圧力鍋の記事なので、圧力の違いについて、触れる項目があるのですが、圧力鍋のカタログなどに記載されている気圧表記がわかりにくいかもしれないと思ったので、補足する記事をアップしておくことにしました。
たとえば、表記の仕方によっては、『60kPa』と『160kPa』と『1.6気圧』が同じ意味になってしまうのです。
電気圧力鍋に限らず、圧力鍋の気圧表記には注意点がもありますし、今後の圧力鍋関連の記事で参照できるページを作っておきたいという考えもあり、今回は圧力鍋の気圧表記ついてのお話です。
目次
気圧とkPa(キロパスカル)
圧力鍋のスペックを表す際、圧力の単位としては「気圧」と「kPa(キロパスカル)」という2種類が使われます。
電気か、直火式かに関係なく、圧力鍋の場合、鍋内部に、どれぐらいの圧力がかかるかを表示するのに用いられる単位です。
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人気の圧力鍋を『気圧』表記にすると上図のようになります。
●1気圧=101.325kPa
となりますが、実際には、たとえば製品カタログなどでは、きりのいい数値、1気圧なら100kPaとして計算される場面も多いです。
1.6気圧は、60kPa? それとも160kPa?
カタログを読んでいるとメーカーによって、表記方法に違い混乱するかもしれません。
たとえば、パナソニックのカタログには、以下のような表記があります。

これを見ると、(1.6気圧は160Kpaで、2気圧は200Kpaなんだ)と思ってしまいそうですが、ワンダーシェフのほうには、このような記載があります。

ワンダーシャフの電気圧力鍋は何気圧かというと、1.6気圧です。
0.6気圧ではありません。
????と小首を傾げたくなりますよね(*^_^*)
実は、鍋の中にかかる気圧の表示方法には2種類がある
たとえば、直火式鍋の場合も、ワンダーシェフでは、こんなふうに表記されています。
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パナソニックの電気圧力鍋の表記だと、『200kPa』は『2気圧』と表記されていましたね。
ならば、2.38気圧なら、238kPaと表記されそうなものですが、現実には140kPaと表記されているのです。
これは、どういうことかというと、『はじめの気圧を1とすると、この圧力鍋では、1.38気圧分(140Kpa)分、気圧が上昇しますよ』という意味の表記なのです。
電気圧力鍋の場合も同じで、はじめの気圧を1とすると、『この圧力鍋は約0.6気圧分(60Kpa)分、気圧が上昇しますよ』という意味。
そのため、実際に鍋のなかにかかる気圧は1.6気圧(100Kpa+60Kpa)となるのです。
国内のメーカーには鍋のなかに、合計で、どれぐらいの気圧がかかるのかという表記をする企業が多いですが、ティファールやワンダーシェフなど、鍋を手掛ける会社のなかには外資系のメーカーも多く、鍋のなかの気圧がどれぐらいまで上昇するかを表記する企業も珍しくありません。このように、圧力鍋の表記の仕方は、メーカーによって違いがあるので、注意が必要です。
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