第1回ではV6シリーズとV8シリーズの違い、第2回ではV8シリースのラインアップ『Absolute Extra』『Absolute』『Fluffy+』『Fluffy』『Animalpro』の違い、第3回は2ヶ月間ほぼ毎日使った後の全体的な使用感を書きました。

モデルの違いによって、付属するヘッドも違ってきますから、購入時、これらヘッドの実際の用途や使用感が、どんな感じか知りたいと思われる方もいらっしゃると思います。
そこで、今回と次回は、ヘッドを主眼に感想を書きたいと思います。
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今回は、ヘッドのうち、ソフトロラーラークリーナーヘッドと、ダイレクトクリーナードライブヘッドを比較します。残りのヘッドについては、次回、まとめて記事にアップします。
目次
ソフトローラークリーナーヘッド


Animalproを除いたモデルに標準搭載です。
フローリングの掃除に最適
ナイロンフェルトで覆われたローラーと、静電気を抑えるカーボンファーバーブラシで構成されているため、ぐいぐいとヘッドを動かしても、フローリングに傷がつく心配がありません。
また、多くの掃除機のヘッドのように、髪の毛がローラー部分に絡まってしまい、後でヘッドの掃除が大変という問題もクリアされています。
本当に、ヘッドに髪の毛がからりません。ローラーに絡んでしまう髪の毛は、掃除機の掃除の手間になりますし、ヘッドのローラーが回転しないなどのトラブルの元にもなるので、結構、感動ものでした。
フローリングの掃除をメインに考えるのなら、ソフトローラークリーナーヘッドは、嘘偽りなく秀逸です。
私がこれまで使ってきた掃除機のなかで、このソフトローラークリーナーヘッドほど、フローリングの掃除に適したヘッドはありませんでした。
というのも、国内メーカーの掃除機は、やはり、畳も絨毯もフローリングも、ひとつのヘッドで難なくという視点が強かったからだと思います。
畳や絨毯、ラグの掃除に支障があるというわけではないのですが、そちらの掃除は、やはりダイトレクトクリーナーヘッドのほうが優れています。
ダメというわけではありませんが、ダイトレクトクリーナーヘッドと使い比べると、ソフトローラークリーナーヘッドでの畳、絨毯、ラグなどの掃除は物足りなさを感じます。
ダイレクトクリーナードライブヘッド


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Fluffy+とFluffyを除いたモデルに標準搭載です。
絨毯、ラグの掃除に最適
こちらは、フローリングの掃除には、向いていないと思いました。
ソフトローラークリーナーヘッドとの使い分けを、明確に意識して開発されているのだと思いますが、ちょっと、荒っぽく前後に動かすと、床との摩擦を強く感じますし、床を傷つけそうです。
でも、絨毯、ラグ、掃除には、ダイレクトクリーナードライブヘッドは最適です。
こちらのほうが、ソフトローラークリーナーヘッドに比べ、絨毯やラグの間に入り込んでしまったような埃を、ぐいぐい吸ってくれます。
畳は家庭環境によって、違うと思います。
畳も平たいものなので、ソフトローラークリーナーヘッドが良いし、畳に優しいという考え方もできますが、我が家の畳は流行の琉球畳のようなタイプではなく、畳縁などの凹凸があるため、こうした狭い隙間のゴミまでパワフルに吸い取ってくれるのはダイレクトドライブモーターヘッドでした。
畳も年数がたつと、新品と同じというわけではなく、湿気などの影響も受け、つなぎ目とつなぎ目部分の隙間が変化したり、ゴミがたまりやすくなるので、どちらのヘッドが良いと感じるかは、個々によって差が出るのではないかと思います。
ヘッド稼動部が柔軟

また、畳の目に沿って掃除するという方向転換の多さを意識してのことでしょうか。
フローリング主体のソフトローラークリーナーヘッドと違い、ダイレクトクリーナードライブヘッドは、付け根の稼動部が前後だけでなく、左右に動きにも対応しやすくなっています。
最初、ソフトローラークリーナーヘッドは、稼動部が柔軟性に掛け、使いにくいかなと心配したのですが、自分が向きを変えればいいだけの話で、掃除の時は、体そのものを動かしているので、ぜんぜん気になりませんでした。
ソフトローラークリーナーヘッドをメインに考えている方のなかには、ダイレクトクリーナードライブヘッドのほうが動かしやすそうと心配になる方もいらっしゃると思いますが、私が畳の掃除をしていても、自然に自分が適切な方向に動いているので大きな操作感の差はありません。
ちょっと、おおちゃくして、多少、無理ある姿勢で、ヘッドの方向を変えたい時には便利というぐらいの感覚だと捉えていただければよいかと思います(*^_^*)。
ヘッドは万能性より専門性を重視した印象
ダイソンは、1つのヘッドでいろいろできるという万能型発想より、掃除場所、掃除対象により適したヘッドを使い分けるのが、掃除機の性能を最大限、活かせると考えているように感じます。
何かこう、私のようなおおちゃくさんは、『とやっ』と身構えたくなるような発想です(^_^.)。
でも、いざ使ってみると、それほど面倒だとは感じません。
用途の違いが明確
ひとつひとつのヘッドの役割が、明確に分かれているため、逆に、ヘッドが複数種類ついていても、使い分けようという気が起きるのかもしれませんね・
掃除の労力が同じで、結果に差が出ると分かっていれば、自然とヘッドを付け替えようという気分になります。
実際のところ、時間がない日に、ソフトローラークリーナーヘッドで、『絨毯も畳もやっちぇ』という日はあったのですが、その逆はないです。
つまり、フローリングをダイレクトクリーナードライブでやりたいとは思いません。
古くなった掃除機のヘッドで、『あれれ、床に筋が走っているような……』という経験をした覚えがある方もいらっしゃると思うのですが、本当に、フローリング掃除用のヘッドとしては、ソフトローラークリーニングヘッドは、本当に優秀です。
確かに、埃取りという観点からは、畳や絨毯、ラグには、ダイレクトクリーナードライブヘッドを使ったほうがよいのですが、それはあくまで、ダイトレクトクリーナードライブヘッドと比べた場合の話。
一般的な掃除機より、畳や絨毯、ラグの掃除ができないという意味ではないので、私が、『どちらかひとつのヘッドを選べ』と言われたら、ソフトローラークリーナーヘッドを選びます。
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もちろん、両方ついているモデルなら、ダイレクトクリーナードライブヘッドの使いわけができるので、それに越したことはありませんし、ソフトローラークリーナーヘッドがついているものになっているのも、需要を反映しているのではないかと思いますが、お家の環境がフローリング中心なら、ソフトローラークリーナーヘッドがついているモデルを買ったほうが後悔は少ないと思います。
ダイソンV8シリーズ購入時の注意点
●V8シリーズは、モデルによって、付属品が変わります。
●V8シリーズには、2016年モデルと2017年モデルがあり、掃除機の性能は同じですが、色と付属品に違いがあります。
モデルと付属品の対応と、年度モデルの違いについては、以下の記事にまとめていますので、興味がある方は、そちらもご覧ください。
※追記情報;セール情報
昨年のV8シリーズのヒット以降、ダイソンの直販サイトでは、たびたび、セールを実施するようになりました。
毎月、セールされる製品が変わるので、コードレス掃除機がセールされているとは限らないのですが、購入を検討する際は、一度、ダイソン直販サイトのセールをチェックすることをお勧めします。
セール対象品は、価格も量販店並みになっているうえ、お掃除ツールなどの付属品プレゼントキャンペーンが走ることもあるからです。
また、直販ショップは、お店としてアフターサービスを行っているため、直販サイトでの購入はトラブル対応も迅速で、安心感がありますし、量販店との価格差が小さな時は、直販サイトのほうが安心感もあります。
その他の販売セール情報
現在は、2016年度モデルの直営ショップ限定品ダイソンV8シリーズAbsolute Extraがセール中です。
今回分は終了し、価格そのものが2万円ほど安くなりました。
アップトップアダプタがついていませんが、そもそも、思い掃除機では上部は掃除せず、ふわふわキャッチャーなど、進化系ハタキを利用しているよというなどは、在庫がなくなる前に、一度、チェックしてみるといいと思います。
もともと公式直販限定の品なので、人気の高い商品でもありますし、アップトップアダプタに魅力を感じないなのであれば、2017年度モデルのAbusoluteよりも、お買い得にV8シリーズを手に入れられます。

楽天の最安値ショップ
ダイソンV8シリーズに発売年度別モデルが出たので、商品を探すときは、型番も知っておくと便利だと思い、型番と製品名を列記しています。
【2016年度発売モデル安値ショップ一覧】
>>(型番dyson SV10 ABL)ダイソンV8シリーズAbsolute
>>(型番dyson SV10 FF COM)ダイソンV8シリーズFluffy+
>>(型番dyson SV10 FF)ダイソンV8シリーズFluffy
>>(dyson SV10 AN COM)ダイソンV8シリーズAnimalpro
【2017年度発売モデル安値ショップ一覧】
>>(型番dyson SV10 ABL2)ダイソンV8シリーズAbsolute
>>(型番dyson SV10 FF COM2)ダイソンV8シリーズFluffy+
>>(型番dyson SV10 FF2)ダイソンV8シリーズFluffy
>>(dyson SV10 AN COM2)ダイソンV8シリーズAnimalpro
*登録ミスなのか、ショップの嫌らしい意図なのか、2017年モデルのなかに、2016年度モデルが表示され、価格が安いものが飛び込んでくる場合がありますが、型番や、製品写真の延長菅の色を見て、注意してください。
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