現在の掃除機におけるヘッドは高性能化が進み、ヘッドは掃除機全体の性能を左右する問題だというお話をしました。こと、ダイソンの掃除機の性能には、メインヘッドが重要な役割を果たしています。

ヘッドの重要性を示すかのように、ダイソン掃除機の製品特徴を紹介する公式サイトや、オンラインカタログでは、ヘッドがトップページを飾ることも珍しくありません。

ソフトローラー ダイレクトドライブ

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出典>>キャニスター型掃除機『Dyson Ball Animal+Fluffy』

どうして、ヘッドが重要なのかという話は、前回の記事にまとめましたので、今回は具体的にメインヘッドからみるダイソン掃除機の比較ついて書きたいと思います。

ダイソン掃除機の選び方【第4回】ダイソンが掃除機のメインヘッドをセールスポイントにする理由

 

ソフトローラークリーナーヘッド

ダイソン ソフトローラー

ナイロンフェルトで覆われたローラーに、カーボンファイバーブラシを搭載。
床面との密閉性を保ちながら、床面にに傷をつけず、微細なゴミも取り除きます。

ローラーは柔らかいナイロンフェルトで覆われていて、ナイロンの繊維が床面との密閉性を保ちながら大きなゴミを巻き込み、ヘッドの下へと滑り込ませて吸い取り、静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシが、フローリングから微細なホコリを取り除きます。

髪の毛が、ローラーに巻き付かないというのも、大きなメリットのひとつ。
掃除機のヘッドは、髪の毛が巻き付くと、ローラーの動きが鈍くなるので、ちょくちょくヘッド自体の掃除をしなければなりませんが、このヘッドは、掃除を続けていても、本当に、髪の毛が巻き付かないため、手間がかかりません。

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現在、ソフトローラークリーナーヘッドは、もっとも多くのダイソン掃除機に標準搭載されたメインヘッドであり、このヘッドを搭載したモデルが主力製品となっています。

ダイレクトクリーナードライブヘッド

ダイソン ダイレクトドライブ

ソフトローラークリーナーヘッドは、床面との密着性が高かったため、ラグのような薄目のカーペットは吸いながら持ち上がってしまうし、毛足が長い絨毯の掃除には向きませんでした。

そのため、ソフトローラークリーナーヘッドは向かない床面環境をメインに掃除したいユーザー向けに開発されました。

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固いナイロンブラシがカーペットに入り込んだホコリやペットの毛までも掻き取り、静電気の発生を抑えるソフトなカーボンファイバーブラシがフローリングから微細なホコリやゴミを書き取ります。

私は、コードレスのV8シリーズも、キャニスターのDysonBallも、ソフトローラークリーナーヘッドと、ダイレクトドライブクリーナーヘッドの双方がついているモデルを使っているのですが、こちらのヘッドも、一般的な掃除機ヘッドに比べ、髪の毛がローラーに巻き付きにくいと思います。

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ダイソン掃除機のなかではV6シリーズ以降のラインアップ『Animal』もしくは『Animalpro』という名称のモデルの掃除機のヘッドです。

また、DysonBallの『Aniamal+Fluffy』と、コードレス掃除機V8シリーズの『Abusolute Extra』と『Abusoute』は、ソフトローラークリーナーヘッドと、ダイレクトドライブクリーナーヘッドの双方がついたモデルです。

参考:畳は?

実際に、両方を使って掃除している人間の結論からいえば、畳はソフトローラークリーナーヘッドでも、ダイレクトドライブクリーナーヘッドでも対応できます。

基本的には、絨毯のような凹凸のない平面の床面は、ソフトローラークリーナーヘッドでよいということになっているので、畳も、こちらのヘッドでよいことになります。

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でも、現実には、和室は、畳縁や襖をはめている敷居など、凹凸部うもつきもので、フローリングの居室と同じような平面の床ともいえません。

我が家の場合は、和室の凹凸部では、ソフトローラーヘッドの密着性が緩くなるので、モーターがパワフルな、こちらのヘッドのほうが畳の掃除も綺麗になる印象です。

ただ、ダイレクトクリーナードライブヘッドは、フローリングの掃除には向いていません。
そのため、畳は、どちらのヘッドでも対応できると考えて、自分の家の畳以外の部屋が、どちらを使ったほうが良いかを主眼にして、ヘッドを選ぶのが良いと思います。

フローリング部の掃除があるのなら、ソフトローラークリーナーヘッド向きですし、フローリングより絨毯の部屋がメインになるのなら、ダイレクトドライブクリーナーヘッドが向いています。

『どうせ高い買い物なのだから、ちょっと奮発してもいい』という方は、双方のメインヘッドがついたモデルがおすすめです。私も、キャニスター型も、コードレス型も、双方のヘッドがついたモデルを使っています。

セルフアジャストクリーナーヘッド

ダイソン SmallBall

出典>>ダイソン公式サイト Dyson Small Ballページ

ダイソンのアップライト型掃除機、DysonSmallBallに搭載された新しいヘッドです。
特徴は床面との密着度が自動的に調整されることで、密着性が高いフローリングにはフローリングに適した、密着性が高すぎると掃除しにくいラグには密着度を緩めて掃除する性能をもっています。

一つのヘッドで異なる床面をカバーするより、用途にあったヘッドを使い分けるほうが性能は高いですが、一つのヘッドで双方をカバーし、キャニスター型やコードレス掃除機に比較し、価格も抑えられているのはメリットといえます。

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参考:アップライト型Dyson Small Ballについて

アップライト型Small Ballは、今のところ、国内販売モデルは、1つだけです。
もともと、ダイソンの掃除機のなかでは、比較的、購入しやすい価格設定で、量販店との価格差も小さいです。

国内では、珍しい形状の掃除機だけに、価格差が許せる範囲であれば、ダイソンの直販サイトで購入したほうが、量販店を通したサポートより、時間もかからず、安心かもしれません。

>>ダイソン公式サイト DysonSmallBall販売ページ

>>楽天DysonSmallBall最安値ショップ一覧

『Turbinehead(タービンヘッド)』と『Motorhead(モーターヘッド)』

 

ソフトローラークリーナーヘッドが出る前のダイソン掃除機に搭載されていた旧型のメインヘッドです。
タービンヘッドは、モーターの回転を掃除機の吸引力に頼っている旧型のなかでも古株のヘッドで、モーターヘッド以降は、ヘッド内蔵のローラーはローラー専用のモーターが組み込まれました。

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まとめの一覧

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一覧表のなかにあるモデルは、ダイソンの公式直販サイトか、ダイソンの公式アウトレットショップで取り扱いがある商品です。

ダイソン公式アウトレットショップのほうは、ダイソンが楽天か、Yahooに出典するという形をとっているので、公式サイトから、どちらかを選べるようになっています。

>>ダイソン公式直販サイト
>>ダイソン公式アウトレットショップ

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