先日、『電気代からみるホットカーペットの選び方』という記事を書きました。
ホットカーペットに限らず、暖房器具は光熱費の占める割合が高いので、ホットカーペットの機能も、電力消費に直結したものになっています。

ホットカーペットのコントラーラーで設定できる機能は、
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●温度調節
●暖房面の切り替え
●省エネ設定
です。
温度調節といった暖房器具の機能も、設定温度によって電気代が変わってきますから、電力消費に直結した機能のひとつですが、省エネに関する機能は、低価格帯の製品にはないものが多いです。
電気代の目安を知るシミュレーターのことも書いているので、興味がある方は、過去記事をごらんください。
今回は、人気製品からみるホットカーペットの選び方についての記事です。
目次
ホットカーペット人気製品の特徴その1;メーカー

ホットカーペットは、1.5畳から3畳の広さのものが売れ筋ですが、楽天のホットカーペット売れ筋ランキングを確認すると、比較的、手ごろな価格路線の商品が上位を占めています。
このランキングはリアルタイムで更新されていくので、いつでも図と同じ順位というわけではないのですが、人気商品のメーカーは、手ごろな価格の電化製品を開発、販売している山善、広電、アイリスオオヤマ、テクノスといった会社の製品が中心です。
一方、価格帯が少々高めで、10位を過ぎると、ちらほら見えてくる有名家電メーカーの代表格は、パナソニックと富士通の製品です。
商品によっては、1万円程度で購入でき、室温センサーつきで、省エネ運転機能を搭載しているなど、先に例にあげたメーカーの製品よりも多機能ではあるのですが、こちらのメーカーは数万円台の製品が主力ですから、やや敷居が高くなります。
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手ごろな価格帯のホットカーペットに比べ、室温センサーによる省エネ設定、衛生面、耐久性、使用感などで、手ごろな価格の製品とのすみ分けをはかっているといえます。
ホットカーペット人気製品の特徴その2;タイプ別(カバー別タイプとフローリングタイプ)

フローリング調のホットカーペットは1位になることはないのですが、カバー別タイプのホットカーペットは違ったメリットがあるため、根強い人気商品でもあります。
かくいう私も、フローリング調カーペットの愛用者です(*^_^*)。
購入時期が違うので、型番は違いますが、我が家ではパナソニックの3枚のフローリング調ホットカーペットを使っています。
上の写真は初期モデルのため、型番のDC-2のあとのバージョンが『V1』となっています。
記事冒頭の写真の製品は『V4』です。
また、カバー別タイプでは、カバーの人気ランキングはフローリング調の製品が上位に来るという傾向があります。
後述しますが、本体ではなく、カバーそのものフローリングタイプという意味です。
カバー別タイプのホットカーペット

上図のように、本体が灰色や黒系のものは、本体のホットカーペット。
こうした製品には、カバーが付属しているものと、カバーが付属せず写真のようなヒーター部が単体で売られているものがあります。
そのため、本体だけ購入する場合は、カバーのコストも考慮する必要があります。
ホットカーペットカバーは意外に高くて、本体の人売れ筋ランキングの上位を占める本体価格を考慮すると、本体よりも高い製品を使っている人が珍しくないと分かります。
カバー別ホットカーペットのメリット;いろいろなデザインが楽しめる
後述する本体と一体型のフローリング調ホットカーペットは、上にかけるカバーを交換することができるので、さまざまなデザインを楽しめるというメリットがあります。
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カバー別ホットカーペットのデメリット;掃除、手入れの手間がかかる
どんなカバーを使うにしても、本体とカバーが別ですから、本体とカバーは別々に手入れしなければなりません。
また、仮にカバーが『オールシーズン対応』の製品で、ラグとして一年中使える製品あっても、ホットカーペット本体はオールシーズン、敷き放しとはいきません。
というのも、本体が繊維製品ですから、ことヒーターを入れない時期にはダニの温床になってしまうからです。
オフシーズンに、しまう時も、ダニが繁殖しないよう対策を講じてから、しまう必要があります。
カバーのほうはオールシーズンで使えても、本体のほうは注意が必要ですね。
ただ、カバーが別タイプのホットカーペットには、本体価格が安価な製品も多いので、数年使ったら、新しいものを購入しなおすことで、衛生的に使うという考え方もできますが。
フローリングタイプのホットカーペット

フローリングタイプのホットカーペットは、カバーをかけて使うことが前提になっていません。
ヒーター本体とカバー部が一体型の製品と考えてください。
下記のリンクはAmzonの商品一覧です。
単純に、どんな商品があるのか検索する時は、楽天よりも、Amazonの商品一覧のほうが見やすいと思います。
フローリングタイプは対応重量もチェックしよう
我が家で使っているパナソニックのフローリングタイプのホットカーペットは500Kg までの重量に対応しているので、家具を置いて使うこともできます。
ことフローリングタイプのホットカーペットは、オールシーズン、ラグとして使える製品が多いですし、家具を載せたいという場面も増えます。
ただ、どれぐらいの重量に対応しているかも製品によって違うので、コタツやテーブルなど家具を置きたい方は、製品の最大対応重量をチェックしてみるとよいと思います。
フローリング調ホットカーペットのメリット:掃除、手入れが楽
一体型なので、そのまま利用でき、掃除も楽です。
また、オールシーズン対応製品が主流ですから、ヒーターを使用しない季節もラグとして利用できます。
表面は塩ビ加工、あらかじめ防カビ、防ダニ、抗菌対策も施されている製品もあるので、繊維製品に比べると、衛生的面でも優れています。

裏面は製品によって違いがあるのですが、パナソニックの簡単床暖シリーズは裏面にも繊維を使わず、カビやダニに強い対策が施されています。
比較的、安価な製品は裏面は、安価なホットカーペット同様、繊維の裏地であることも多いですから、オールシーズン、ラグとして使うには掃除の仕方など、注意が必要です。
フローリング調ホットカーペットのデメリット:壊れたら本体ごと買い替えが必要になる
売れ筋のカバーランキングで、価格を確認してみると、フローリングタイプのほうが高い印象を受けますが、安価なホットカーペット商品は別にカバーを購入するタイプのものが多いので、カバー代を考えると、フローリングタイプが、特別、高いとはいえないことが分かると思います。
そのため、カバーと本体を別々に購入することを考えると、フローリングタイプのホットカーペットの価格はネックともいえないのですが、ヒーターと一体型ですから、本体や表面が壊れてしまったら、ホットカーペットごと買い替える必要があります。
カバー別なら、カバーだけ買う、本体だけ買うという選択ができますが、一体型のフローリングタイプはこれができません。
まとめ
売れ筋のホットカーペットは、カバータイプ別と、一体型のフローリングタイプに大別できますが、カバーでもフローリングタイプが人気商品にランキングしていることは、デザイン性だけでなく、掃除や手入れの面も気にしている購入者が多いからですね。
どちらも一長一短ありますが、衛生面や耐久性も考慮すると、拭き掃除できる、洗えるなど、自分が手入れしやすいことも家電選びのポイントのひとつです(*^_^*)。
追記:この記事で利用したランキングサイトについて

どちらも楽天のランキングで、売れ筋商品は、『リアルタイム』、『デイリー』、『週間』など、いくつかの期間のランキングに切り替えて、売れ筋商品を確認することができます。
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