冬本番。暖房器具が恋しい季節です。
先日、我が家では、パナソニックの『ホットカーペット フローリングタイプ ~2畳相当 DC-2V4』(2016年9月発売)を購入しました。

いぜん、DC-2V1という初期モデル(生産終了)を購入して使っていて、満足感が高かったので、今回は、結局、その後継モデルを買いまいした。
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ホットカーペットを購入するにあたり、いろいろ調べたことがあるので、ホットカーペットの選び方に関する記事をアップしたいと思います。
暖房器具は、光熱費を圧迫するので、まず気になるのは電気代。
『ホットカーペットは電気代が高い』と言われるので、なおのおことです。
そこで、1回目の今回は、ホットカーペットの消費電力、電気代に関するお話です。
具体的な電気料金の計算には、電気代計算シミュレーターを使っています。
目次
ホットカーペットの消費電力
ホットカーペットは部屋全体を暖める暖房器具ではありません。もっとも比較しやすい類似用途の電化製品はコタツです。
コタツも世帯向けと単身者用の製品かで最大消費電力量が変わってきますし、ホットカーペットもサイズによって最大消費電力量が変わってくるのですが、ここでは平均的な世帯向けのコタツと、2畳程度の広さのホットカーペットを例に電気代についてまとめてみたいと思います。
コタツの電気代が安いわけではなかった

コタツを何年も使っていると、コタツのヒーター部の内側に、取り切れなかった埃が溜まり、ヒーター部の交換、もしくは、コタツそのものの買い替えを検討することになります。
コタツのヒーター部は、木枠にネジ留めされているだけなので、簡単に取り外して、交換することができます。
コタツの消費電力を調べるのに、コタツそのものを比較するより、ヒーター部を比べたほうが分かりやすいので、Amazonで現在のコタツヒーター製品の一覧をチェックしてみました。
コタツのヒーター部について調べてみると、世帯向けのコタツのヒーターに関しては、500Wから600Wぐらいの製品が主流です。
ホットカーペットの消費電力
私が買ったフローリング調のホットカーペットは、省エネ設定ができる半面、パワーもあるタイプ。省エネ設定もできるなど、細かい調整機能があるため、MAXの消費電力量が高かめの700Wの商品ですが、売れ筋の製品を確認すると、多くが500Wから600Wの製品だということが分かります。
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意外にも、コタツは安価な暖房器具というわけではなく、2畳ぐらいの広さのホットカーペットと比較すると、同程度の電力は必要なことになります。
ホットカーペットは、電気代が高いから『つけっぱなしは禁物』と言われますが、コタツも、電気代は安いとはいえないので、つけっぱなしに注意する必要があります。
ホットカーペットの電気代に関わる機能
コタツ同様、ホットカーペットにも温度調節機能があります。
また、ホットカーペットには、コタツにはない電力消費を抑える機能があるので、使い方次第によっては、電気代を上手にやりくりできます。
温度調節機能

もちろん、コタツ同様、ホットカーペットにも温度調節機能があります。温度調節によっても、外気温度や室内温度などの諸条件によっても、消費電力は変わってきますが、温度調節を低くすると、消費電力量を抑えられるのは、コタツも、ホットカーペットも同じことです。
たとえば、私が購入した『パナソニック ホットカーペット フローリングタイプ ~2畳相当 ブラウン DC-2V4-MT』の場合、外気温5℃、室内温度23℃、温度調節つまみ『中』だった場合、1時間あたりの消費電力量は
通常モード 253W
省エネモード 160W
となります。
ホットカーペットの省エネ機能
ホットカーペットの場合、『省エネモード』といった機能は、製品によって搭載している場合と、そうでない場合があります。
また、省エネモードの中身も、製品によって違いがあるのですが、私が買ったパナソック商品の場合は、室温をセンサーで見地して、カーペットの断熱効果とあわせて30%程度、消費電力を抑えるという動作モードです。
基本的にホットカーペットも他の電化製品同様、機能が多い製品のほうが、機能が少ない製品よりも、価格は高くなる傾向にあります。
比較的安価なホットカーペットには、省エネ機能はありません。
私が購入したパナソニックのフローリングタイプのホットカーペットは、ホットカーペットのなかではあまり、お手ごろ価格ではありません。
最後に書いていますが、我が家はコタツのヒーターなしで、ホットカーペットをコタツ代わりに使い、電気代を抑えているので、省エネ機能があるホットカーペットが必要なことと、コタツのヒーター部の掃除より、フローリング調のカーペットの掃除のほうが楽なので、ホットカーペットには、ちょっと奮発しています(*^_^*)
参考価格帯(楽天最安値ショップ一覧)
>>パナソニック ホットカーペット フローリングタイプDC-2V4 ブラウン
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>>パナソニック ホットカーペット フローリングタイプDC-2V4 ライトベージュ
ほとんどのホットカーペットには使用面積切り替えモードがある

ただ、楽天の売れ筋商品ランキング上位常連、手ごろな価格の商品も、ホットカーペットは暖房面の切り替えができるようになっています。
このラインキングは、リアルタイムで更新されているので順位に変動がありますが、山善、テクノス、アイリスオオヤマの製品が上位にランキングしていることが多いですが、これら商品のコントローラーにも暖房面の切り替えメニューが確認できます。
システムが稼動するために必要になる消費電力もあるため、全面を半面にしたからといって、単純に電気代が半分になるわけではありませんが、暖房面を狭くすると、消費電力を抑えることができます。
切タイマー
ホットカーペットは、製品によって、6時間から8時間経つと自動で切れる機能を搭載している製品が主流です。
そのため、切タイマー機能がついている製品なら、『うっかり、つけっ放しにしてしまう』という心配がありません。
実際の電気代について
電気料金は、電力会社や使用プラン、気温などの諸条件によっても違いますし、カタログに掲載されている費用も、あくまで目安ということになるのですが、インターネット上には、どれぐらいの時間、どれぐらいの期間使うと、いくらになるかを電化製品のワット数から割り出すシミュレーターを掲載しているページがあります。
自動で電気代を計算してくれるシミュレーター

たとえば左側の図のシミュレーターの場合は、先ほど登場した温度調節『中』設定の『253W』の消費電力を、1日『12時間』、『1週間』に『7日』使った場合の『月額』の費用を表示しています。
もし省エネ設定を混ぜるのなら、160Wと入力して時間帯を設定したり、その電化製品の最大消費電力を入力すれば、MAXでの使用時に、どらぐらいの電気代がかかるか計算することもできます。
『1週間』の部分を『1ヶ月』に変更したり、『月額』の部分を『日額』や『月額』に変更したりすることも可能です。
また右側のほうは入力事項が少なく、結果に、1時間あたり、1日あたり、1ヶ月あたりなど、複数期間の電気料金が表示されています。

ネット上には、さまざまなシミュレーター掲載ページがあり、シミュレーターを提供している電力会社があります。
電力会社のシミュレーターを使えば、より正確な電気代の目安がわかります。
ただ、電力会社のシミュレーターは電気会社に指標を見ながらでないと入力できないような細かい設定なので、私の場合は、逆に面倒臭いと思ってしまいますが(^_^.)
どんなシミュレーターが良いかは好みが分かれると思います。そのため、一概に、これが良いとお勧めできないのですが、ブラウザの検索に『電気代計算シミュレーター』と入力して探していただければ、さまざまな種類のシミュレーターが簡単に見つかります。
これらのシミュレーターを使えば、どの暖房器具を、どれぐらい使うと、いくらぐらいかかるか、おおよその費用が見積もれます。
まとめ
部分的な暖房器具であるホットカーペットとコタツを比べましたが、世帯向けのコタツと2畳程度のホットカーペットでは最大消費電力量に大差もありませんし、ホットカーペットの機能を上手に利用すれば、コタツと大して変わらぬ電気代で利用できる暖房器具でした。
電気代からみたホットカーペット選びのポイント
●製品の最大消費電力量のチェック(製品の最大W数)
●暖房面の切り替え機能
●省電力機能
省電力機能を搭載していると、ホットカーペットそのものは高くなる傾向にありますが、ホットカーペットの使用頻度が高い場合は、ランニングコストも計算しつつ、商品を選ぶと良いでしょう。
蛇足ですが、我が家の事例
実は、我が家では、ホットカーペットの上にコタツを置いて、コタツのヒーターを使わず、ホットカーペットで暖を取っています。
住んでいる地域が都内、寒い地方ではないことも大きいかと思いますが、我が家が使っているホットカーペットは、保温シートを併用すると、コタツのヒーターを入れる必要がないし、省エネ設定ができ、切忘れ防止タイマーがついているホットカーペットのほうが、我が家の場合は、電気代節約になるからです(*^_^*)
うちの旦那様は、私が不在のとき、コタツを切り忘れたまま外出してしまうことも多かったので、タイマーがついているほうが確実に電気の無駄つかいが抑えられます。
また、パナソックの製品は、フローリング調でも厚みがあって、クッションの座り心地がよいので、じかに座るのも、寝転がるのも、痛くありません。
これまで、コタツも、敷物を敷いた上に置いてきましたから、パナソニックの簡単床暖シリーズは、500Kgまでの重量に対応し、ダイニングテーブルや椅子を置くこともOKのホットカーペットの上にコタツを置くようになりました。
参考:省電力にもなる保温シート

コタツの敷き布団の下やホットカーペットの下に敷くシートです。写真では銀色のシートになります。
保温効果があがると、温度設定を低くできるので、消費電力(電気代)も抑えることができます。
それほど高いものではありませんし、ダニ対策を施しているものもあるので、コタツやホットカーペットの下に敷いておくとよいと思います。
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