旦那様は、私とはちょっと歳が離れていて50代。小食、歩くのも苦にならない人なので、肥満とも無縁。これまでの健康診断で、特に血圧が高いというわけでもなかったのですが、東北人でお酒に無茶苦茶、強く、よく飲みますし、野菜嫌い。

先日、旦那様が、突如、呂律が回らなくなる、動悸が激しいなど、体調に異変をきたし、近くの救急病院に駆け込むという事件が勃発しました。一時的なもので、体調はすぐに回復したのですが、病院に行った際の血圧は200を突破していました。血圧も、ほどなく下降しましたが、それでも高血圧気味です。

要は生活習慣病一直線。これまでの問題点が、歳を取った今、高血圧などの問題を引き起こしていたというわけです。

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食生活に関しては、お酒を控え、野菜を食べる必要があるのですが、元来、小食な旦那様は、野菜を食べるより、飲むほうが良いというものですから、夫婦で青汁習慣を始めることにしました。

意外と難しかった青汁選び

いざ、旦那様の野菜不足を補う青汁を選ぼうと思い、パソコンで良さそうな商品を検索してみたところ、

「たくさんの種類がありすぎて、どの商品が良いのか、わけわからんっ!!」

という状態に陥りました(~_~;)。

これまでも、知名度のある青汁を買ったことはありました。
ただ、どの商品も『体に良さそうだから』程度の気持ちしかなかったので、商品について詳しく調べたこともありません。

でも、今回は、旦那様の寿命がかかっているので、本気モードで勉強。
学べば学ぶほど、青汁は、きちんと選ばないと意味がない、飲む人の体質などによっては、向く商品と、向かない商品があるなどの現実に気づき愕然。

知名度の高い商品のなかには、食品添加物などで、(健康のため飲み続けるのはちょっと……)と思うような商品も珍しいとはいえず、なかには過去、有名メーカーの商品から体によくない成分が検出された事例もあり、私的には、結構、衝撃でした。。。。

青汁は、商品ごとに原材料をはじめ特徴が違うので、詳細は商品ごとの記事にしないと具体的なポイントは書きにくいのですが、そうは言っても、どんな青汁にも通用する選び方の基本はありますから、今回は、それをまとめてみたいと思います。

青汁の選び方に迷っている方のご参考になれば幸いです(*^_^*)

そもそも、野菜ジュースではなく、青汁のほうが健康や美肌に良いと言われる理由は?

sod

総じて言えば、青汁は、野菜ジュースよりも、高くつきます。
それなのに、あえて青汁を選ぶのを疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

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野菜不足を補うために、野菜ジュースより、青汁がもてはやされる理由は、いろいろあるのですが、代表的な理由を、いくつか、ご紹介しておきたいと思います。

青汁は加熱処理されてない商品が多い

市販の一般的な野菜ジュースは熱加工されているため、熱に弱いビタミンや酵素といった栄養が破壊されてしまいます。

一方、青汁は、フリーズドライ加工の粉末青汁や、冷凍青汁が主流であり、熱処理で破壊されてしまう野菜の栄養も取れるのです。

青汁にはSODもたっぷり

酸素は人が生きるのに必要不可欠なものですが、体内発生する酸素は細胞を酸化させ、老化や動脈硬化、ガンなどの病気を引き起こす作用が分かってきました。これが、いわゆる『活性酸素』です。

私が医学書の編集に携わっていた○○年前には、もう『フリーラジカル』とか『活性酸素』は注目の的でしたが、活性酸素は、さまざまな病に関係していると考えられていますから、今でも注目度は高いのです。

また、病気ではないのですが、活性酸素は、シミ、シワの形成にも影響を与えるため、抗酸化(活性酸素を抑える)作用を持つ酵素を摂取することは、健康維持、美肌など、歳を取っても若々しい肉体を保つために、大きな役割を果たします。

そして、酵素の中でも、強い抗酸化作用を持つのが、『SOD酵素』(スーパー・オキシド・ディスムターゼ酵素)であり、青汁には、このSODがたっぷり含まれているのです。

健康目的や美容などにおいても、野菜ジュースより、青汁のほうがも利があると言われるのも、熱に弱いビタミンのほか、SODも取れるという点も大きいからですね。

青汁選びのポイント

 

ポイント1;野菜不足を補う目的で青汁を飲むのなら、複数の種類の野菜を使った青汁がお勧め

野菜350g

厚生労働省で推奨している野菜の目標摂取量は、1日350g以上。生野菜中心のサラダなら、両手に山盛り程度のイメージの量です。

さまざまな野菜ジュースでも、『野菜350g』を謳った商品があるのは、厚生労働省の推奨基準が根拠しているからなのです。

もちろん、1種類の野菜を350g食べれば良いというわけではありません。
野菜は種類によって栄養価が異なります。そのため、いろいろな野菜を食べることが、理想的な栄養バランスを摂取することにも繋がり、これは青汁でも、野菜ジュースでも、同じことです。

青汁商品のなかには、1種類の野菜しか使っていないものもあります。
そうした商品は、その野菜自体がたくさんの種類の栄養を持っていることを強調していていますし、確かに、たくさん種類の栄養をもっている野菜もあるのですが、その野菜に、その野菜が持っていない栄養をプラスしてあげれば、さらに栄養バランスがアップします。

そのため、やはり、野菜不足を補い、野菜の栄養価をバランスよく摂取するのなら、複数の野菜を使った青汁のほうが良い商品ということになります。

ポイント2;食品添加物や糖類の割合が高いものは避ける

青汁の場合、原材料の野菜にコストがかかります。
食品添加物や糖類といった『つなぎ』は、飲みやすくするため、味を調整するためにも使われていますが、食品添加物や糖類が多い青汁は、野菜の量が少ない分、安価な商品になるともいえます。

つまり、食品添加物や糖類の割合が高いということは、野菜摂取量が低いということでもありますから、野菜不足を補い、野菜の栄養価をバランス良く取るという観点からは、お勧めできない青汁ということになります。

また糖類が、原材料で野菜より前に来ているような青汁は、糖類の割合が高いということですから、習慣的に飲み続けるには注意が必要です。

こと食事での炭水化物摂取が多かったり、間食で甘いものを食べてしまう方は、野菜不足を補うつもりが、糖分の過剰摂取という別の問題を招いてしまうことになるので、糖類の割合が高い青汁は避けたほうがよいでしょう。

具体例
サンスターおいしい青汁 サンスターおいしい青汁

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食品添加物や割合や糖分が高いといわれても、ピンとこない方のために、コンビニなどでも売っている手ごろな伊藤園の『毎日1杯の青汁』(紙パック)と、サンスターの『健康道場、おいしい青汁』(缶タイプ)の原材料の表示を比べてみます。どちらも、液体の青汁で、水に溶かすなどの手間なく、そのまま、すぐ飲める製品です。

原材料を確認していただけると分かるのですが、食品添加物など、野菜ではない材料が先に来ている商品は、野菜の含有量が少なく、野菜不足を補う青汁の効果は、青汁らしい青汁商品に比べ、あまり期待できません。
また、最初のほうに糖分が来ている場合は、糖分がかなり多く含まれているということですから、注意が必要です。

一方、野菜の割合が高い青汁は、原材料も野菜から表示されています。

もちろん、値段は、伊藤園の『毎日の1杯の青汁』のほうが安いですが、こちらは『青汁』と商品に謳っていても、一般的な青汁の効果を期待する人向きの商品ではありません。

スーパーやコンビニなどの小売店で売っている商品ですから、価格は店によって差がありますが70円前後から、90円前後で売られている商品です。

参考;サンスターの青汁『健康道場』(粉末タイプと液体タイプ)

サンスター 青汁 

今後、野菜摂取不足を補うのに評価が高い青汁の栄養価や特徴、飲んだ感想も記事にアップしていきたいと思いますが、サンスターの青汁『健康道場』の粉末タイプは、食品添加物を一切使っていない、国内産の野菜だけで作られた青汁です。

知名度のある青汁で、食品添加物を一切使っていないのは、サンスターの粉末タイプの青汁ぐらいのもので、野菜不足を補うには、大変、評価の高い商品です。

添加物の問題もなく、野菜不足を補う青汁としては、嘘偽りなく、過去、医学書の編集に携わっていた私の一番のお気に入りですが、野菜だけが原材料なので、飲みにくいと感じる人もいます。

そのため、サンスターの『健康道場』のラインナップとして、じゃっかんリンゴ果汁と、添加物を加えた缶の液体タイプ『おいしい青汁』も販売されています。

味の好みは個人差があるので・・・・・・

もちろん、『おいしい青汁』のほうが美味しいと感じる人もいますが、私は、粉末タイプのほうが飲みやすかったです。
粉末タイプは野菜だけの青汁ということで、最初は、凄まじいマズサを期待していたのですが(*^_^*)、肩透かしをくらいました。。。

もちろん、粉末タイプは、原材料が野菜だけなので、青汁らしい青汁の味ですが、サラっとしていて、喉越しもよく、期待したほど、飲みにくい商品ではありませんでした。

野菜だけで食品添加物を使わない青汁は珍しいので、味に対しては、ちょっと構え過ぎていたようです(^_^.)

缶に入った『おいしい青汁』のほうは、リンゴ果汁の甘さがあります。ちょっとドロっとした感じなので、私は、牛乳で割って、青汁というより、スムージーに近い飲み物として楽しめましたが、甘い飲み物が得意じゃない、旦那様も、粉末タイプのほうが好きだったようです。

>>サンスター健康道場 粉末青汁

>>サンスター 健康道場 おいしい青汁

 

ポイント3;国内の工場で加工した青汁が国産野菜を使っているとは限らないので注意する

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サンスターの青汁製品のように、野菜摂取に拘った青汁は、国内産の質のよい野菜を使っているのですが、安価な青汁は、原材料の野菜のすべて、あるいは一部を、海外から輸入している可能性があります。

ただ、国内の工場で商品加工をおこなっている場合は、そちらを強調して、原材料の野菜の産地を、パッケージではなく、Webサイトで公開していることが多いので、原材料の産地が気になる方は注意してください。

『国内の工場で製造している』=『国内で栽培された野菜を使っている』という意味ではありません。

ポイント4;粉末青汁の1袋のg数と、1日の摂取目安もコストと関係する

青汁

たとえば、先ほど紹介したサンスターの粉末タイプの青汁『健康道場』は、1袋あたり150円です。

具体的に比較するため、ここではサントリーの『極の青汁』という製品を例にしますが、こちらは1袋あたり100程度です(一箱何袋入りものを買うかによって、じゃっかん1袋あたりの価格が変わります)。

単純に1袋あたりのコストで比べると、サンスターの青汁のほうが高いですね。

でも、サンスターの『健康道場』粉末青汁は、1袋10gであり、1日の摂取目安は、1袋。この場合、1日あたりのコストは150円
一方、サントリーの『極の青汁』は、1袋あたり3.3gであり、1日の摂取目安は3袋です。この場合、摂取目安量を飲みたいと思えば、1日あたりのコストは300円になってしまいます。

もちろん、『食事で取る野菜との併用で、青汁は3.3gのものを1日1袋だけ飲むことにする』といった使い方もできます。そのため、1袋のg数が少ないから、悪い商品というわけではありません。
サントリーの『極みの青汁』も人気の高い商品ですが、どちらも1日の摂取目安は10g程度であり、野菜不足を補うために、青汁を飲むのなら、ちょっと高価な印象ですね。

コストを考えるときは、1袋あたりのg数や、1日あたりの摂取目安も考慮する必要もあるということです。

参考;

サンスターの『極の青汁』の価格は、公式オンランサイトで確認できます。
>>サントリー『極の青汁』
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 まとめと後編のご案内

このように、こと、健康目的、美容目的で、青汁を飲むとなると、きちんとした商品を選ばないと意味がないどころか、個々によっては、含まれる糖分や食品添加物の影響で、別の問題を抱えてしまう可能性もあります。

そのため、安心安全、しっかりした製品を選ぶ必要がありますが、青汁の場合、『安かろう悪かろう』という製品が多く、良いものを摂取しようとすると、100円以上のコストは覚悟する必要があります。

また、実際は、青汁に含まれている食品添加物や、個々の体質などに左右され、他の人にはいいかもしれないが、自分には向かない商品もあります。

後編では、前編のポイントも踏まえ、『青汁選びの具体事例』として、私が、さまざまな理由から購入を決めた、いくつかの有名どころの青汁商品と、逆に、さまざまな理由で購入を見送った、いくつかの有名どころの青汁商品を例にして、具体的な青汁選びの事例を記事にアップする予定です。

私が購入を見送った商品とは、必ずしも、悪い商品という意味ではなく、人によっては良い商品だけれど、私が、私の判断基準や、旦那様の体質を考慮して、購入を見送った商品という意味です。

青汁選びのポイントを知る上で、具体的な事例を知ると、商品選びの視点の持ち方などが、よりわかりやすくなると思います。

途中、後編に向けての参照ページとなる記事をアップしないとならないので、前編と後編の間は、ちょっと時間が空くと思いますが、来週末には、後編をアップしたいなと考えています。

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