目次
クエン酸
ナチュラルクリーニングでは種類が多いアルカリ剤に対し、酸性洗剤として存在感を放つクエン酸。
クエン酸は、レモンなど多くの柑橘類などに含まれる成分で、柑橘類の酸味の原因はクエン酸によるものが多いといわれます。
ナチュラルクリーニングは合成洗剤を使わないクリーニングなので、酸性洗剤に酢を使ってもよいですし、場面によっては、酢のほうがよいこともあるのですが、酢酸は揮発しやすいといった特徴があり、ツーンという刺激臭も生まれます。そのため、これがないクエン酸のほうが、酸性洗剤としては使い勝手がよいのです。
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また、疲労回復効果を期待したサプリメントや食品としても、クエン酸を含んだ製品が販売されています。
クエン酸も、重曹同様、食用に使える製品と、そうでない製品があります。
食用ではないものは、食用にしてはならないことになっていますが、食品添加物のクエン酸を掃除に使うのは問題ありません。ただ、食用のほうが価格が高いので、掃除用には食品添加物でないものを使っている方のほうが圧倒的に多いですが。
用途：クエン酸のみ
クエン酸は、酸性ですから、アルカリ性の汚れ落としに使われます。
アルカリ汚れの代表格は、水道水に含まれるミネラル分。そのため、浴室や洗面、台所、トイレなど、水まわりの掃除で活躍します。
たとえば、鏡や、ステンレスのシャワー、蛇口といった部分や、便器の掃除で、クエン酸パックするという方法があり、このブログにアップしている浴室、トイレ掃除などの記事を読んでいただくと、クエン酸での掃除の仕方が、あちらこちらに登場します。
また水垢で曇ったグラスや、ポットの底にはりついてしまったミネラルを除去するのにも使われます。
沸騰保温タイプのポットには、最初からクエン酸洗浄用の機能がついているものも多いですよね。
スプレーや付け置きの水溶液にして使うのが主流
重曹と合わせて使う場合、粉状のまま利用することもありますが、多くの場合、つけおき用に桶やバケツの湯水に溶かすか、水溶液をスプレーに入れて、対象物に噴射して掃除することが多いです。
ナチュラルクリーニングでは自家製している方が大半だと思うのですが、種類は多くないものの、市販のスプレー製品も販売しており、とくにナチュラルクリーニングにこだわりがない方でも、手に取りやすい製品になっています。
食器洗いなど中性の合成洗剤を使っている環境でも、水垢やカリシウム汚れはお酢を使うか、クエン酸を使うかという選択をする方が大半。ただ、クエン酸はポットなどの洗浄で粉末製品を購入している方も多いですから、製品として売っているスプレータイプの種類は少ないですが。
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洗濯用途
ナチュラルクリーングにおいて、クエン酸は石鹸選択や、セスキ炭酸ソーダを使った洗濯（アリカリウォッシュ）の仕上げ剤としても使われています。
石鹸で髪を洗う方が、リンスの代わりにクエン酸やお酢を使うという話を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、アルカリ性の石鹸やセスキ炭酸ソーダで洗濯したあとも、酸性のクエン酸を使うと、中和作用によるメリットがあるんですね。
このあたりの話は、石鹸洗濯の記事で書いてあるので、興味がある方は、そちの記事をご覧いただければと思います。
用途：クエン酸+重曹
水周りの清掃、こと排水口の掃除では、クエン酸と重曹をセットで使う方法を好む人も多いです。
重曹は、発砲作用があり、熱か、酸を加えることで、発砲作用が促進されます。
ナチュラルクリーニグでは、炭酸水を掃除に使うといった方法があるのですが、発砲作用は汚れをおとしやすくするという特徴もあります。
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クエン酸をスプレーとして使う場面が多いため、重曹に、クエン酸スプレーを吹きかけるという方法をとる方が多いと思うのですが、最初から、重曹粉とクエン粉を混ぜ、そこに水を加えるという方法をとる方もいらっしゃいます。
クエン酸の注意点
クエン酸も、使うと製品素材をいためてしまう対象物があります。以下のようなものの掃除にクエン酸を使うのは避けましょう。
NG対象
●白木
●漆器
●塗装面
●大理石ほか石材
●金属全般
●通電箇所
●水ぶきできないもの
塩素系の製品とは混ぜない
クエン酸と塩素系の漂白剤を混ぜると、有害な塩素系ガスが発生する恐れがあるので、絶対、混ぜないようにしてください。
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