ナチュラルクリーニングとは、つまるところ、合成洗剤を使わない天然由来の原材料を使ったクリーニング。
お酢を使うとか、米ヌカを使うとか、食べ物を使うのも、ナチュラルクリーニングの範疇になりますし、そもそも、重曹やクエン酸も、食用品もあります。食用の重曹は、いわゆる膨らし粉、近年は疲労回復目的とするクエン酸のサプリも人気ですよね。そんなわけで、ナチュラルクリーニングで使われる素材は、健康分野や美容分野にも被っています。

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いぜん、重曹を使ってナチュラル脱臭・芳香剤を作ったときは、アロマオイルを使いましたが、後日、ご紹介しようと思っている重曹とクエン酸を使った炭酸風呂の入浴剤でもアロマオイルやクレイ(泥)を加えれば、リラックス効果や美肌効果がプラスされますし、手作り石鹸でも、米ヌカやハチミツやクレイを加えたりして、自分好みの一品を作ることができます。

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今回は、この先、執筆予定があるLUSH風バスボムりの記事の参照ページ作りも兼ねて、クレイ(泥)について書きたいと思います。せっかくなので、クレイパックについても書こうかなと思いました。

というわけで、当初、カテゴリー『「掃除場所・対象別」→「難しい汚れ落とし』にぶち込もうかと思った私自身の美容・健康に関わる記事は、『ナチュラル美容・健康』という分野を設け、そちらに分類しています(*^_^*)。

 

クレイとは

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クレイは地下深くから掘り出される鉱物の一種、粘土質です。岩のように固まった粘土層を乾燥させ、砕いてクレイとして利用します。多くは、火山岩の一部が長い歳月をかけ、ミネラルをたっぷり含んだ水を含む粘土層が形成さることになったと考えられているため、地下、川岸といった場所で採掘されています。ただ、気の遠くなるような歳月のなかで、大陸も移動していますから、現在は山頂で採掘されるものもあります。

 

クレイのグレード(品質)

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クレイ分子は、端の部分はプラス帯電ですが、表面積の大半はマイナス帯電です。いわば、マイナスイオン化した表面積の比率が非常に高く、マイナスイオンの作用により肌の老廃物を吸着するほか、浸透圧が引き起こされ解毒作用、いわゆるデトックス作用もあるため、内服目的やスキンケア目的でも使われます。
また、クレイのおもな産地である欧州では、地下に貯蔵される飲料水を汚染から守るため、クレイの層を貯水タンクに利用したり、ゴミ処理場にプラスプラスチックを敷き、その上に、さらにクレイを敷き詰め、ゴミを廃することで、廃棄物の有害物質、毒素を吸着、浄化するといった用途に用いられるクレイもあります。

 

色の違いは含まれるミネラレル分の違い

含まれるミネラレル分の違いにより、色が異なり、ミネラレル分が違うので、効果効能も変わってきます。また、色が同じでも、必ずしも成分が同じというわけでもないのですが、ここでは国内で販売されているフランス産のクレイ(フレンチクレイ)、コスメティックグレードに限定して、写真にある代表的な詰め合わせにある5種類の紹介したいと思います。

ホワイトクレイ

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ホワイトクレイは、クレイのなかでは、もっとも作用がマイルドですから、初心者の敏感肌の方のスキンケアに適していいます。また、単独のボディパウダーとして、あるいは、他のクレイと混ぜたボディパウダーのベースとしても使われるフレンチクレイです。

レッドクレイ

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レッドクレイは、鉄分、脂分を含み、肌の老化進行や、水分不足の乾燥に効果が期待できるフレンチクレイです。クレイパック慣れはじめた乾燥肌、混合肌の方向きとされ、クレイバスの入浴剤に用いられる頻度も高いです。

ピンククレイ

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ピンククレイは、ホワイトクレイとレッドクレイがブレンドされたフレンチクレイです。荒れて硬くなった肌を柔らかさと、つや、はりを与える効果が期待できます。また、洗浄力の強さもホワイトクレイとレッドの中間ですから、初めてのクレイパックは、ピンククレイから試す方が多いです。

イエロークレイ

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イエロークレイは、肌の水分不足、肌や日焼け、シミのケアにもにも適したフンレチクレイです。フェイスパックのほか、ボディのパックに使われるほか、石鹸つくりでも好まれます。

グリーンクレイ

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洗浄、殺菌効果が高く、毛穴の汚れも、さっぱり取り除いてくれますから、もっとも使われているフレンチクレイです。ただ、オイリー肌や、ニキビに効果があるほか、関節炎に効果があると言われ、湿布にも使われるほどですから、初心者がいきなり、グリーンクレイを使うのは、勧められないとも言われます。
もちろん、最初から、グリーンクレイを使っても、『ぜんぜん、平気だよ』という方も多いのですが、まずは、効果がマイルドなもから試すのがセオリーですね。

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最初はパッチテストを行う

今回紹介した代表的なクレイは、ホワイト→ピンク→レッド→イエロー→グリーンという順で作用が強くなるため、初めてのクレイパックは、ピンクあたりから始める方が多いです。敏感肌ならホワイトからはじめますが、ホワイトは、パウダーや、他のクレイを混ぜて使われるという意味では、非常に利用頻度が高いのですが、単体でのパックという意味では、少々、効果がマイルド過ぎるかもしれません。
いずれにしても、人はそれぞれに、合う、合わないがありますから、最初に、試したいクレイパックのパッチテストを行うようにしましょう。

 

そのまま、水でのばしてパックしない

クレイパックは、おのおのクレイの作用の弱さ、強さも知らないまま、効果効能の記述に引っ張られ、自己流でやってしまうと、お肌の洗浄作用が強すぎて、お肌が乾燥してしまいます。テキトーに、水でのばして使えばよいというものでもありません。

ナチュラルクリーニングで使われ、食用にも使われる重曹やクエン酸だって、洗剤代わりに使えば、肌荒れする人間は肌荒れするのです。スキンケアは、『天然由来だから大丈夫』、『食べ物から大丈夫』という考えは捨てましょう。先ほども書きましたが、人にはそれぞれ体質があり、市販の化粧品だって、何万もの人間が絶賛しても、合わない人間もいるのです。だから、正しい知識を得て、正しく使う必要があります。

今後、記事にする重曹、クエン酸を使った入浴剤作りの参照ページとしては、ここまでの内容で良いですが、余ったクレイでパックを試したいという方も現れると思うで、次回は、クレイパックの作り方、そしてパックの注意点を書きたいと思います。

 

今回、登場したクレイ

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フレンチクレイ・イエロー(イライト) 100g

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