掃除機ロボのルンバを発売しているアイロボットから販売されている拭き掃除ロボットのブラーバシリーズ。

2015年に購入したブラーバ300シリーズも現役活躍中ですが、ブラーバジェットは300シリーズとは機能性能も、仕様も異なるため、家電オタ奥様としては、別モノと認識してしまい、今春、気づいたら、購入ボタンを押しておりました。4カ月ほど、両者を使い比べ、いろいろ思ったことがあるので、記事にアップすることにしました。

片方しか使っていないと、後悔したくないので自分が購入した方を贔屓目で見がちですが、両方所有しているので、両者のメリットとデメリットが、はっきりわかりましたので、まとめてみようと思いました。

最後に、もし、私がどちらかしか選べないのなら、どちらを選ぶかという結論を書きますが、一行目を読んだ時、思いっきり突っ込んでやってください(*^_^*)。

ブラーバの概要

ブラーバとブラーバジェット

掃除機ロボット『ルンバ』を発売するアイロボットというメーカーからは、床面の拭き掃除ロボット『ブラーバ』というシリーズ製品があります。

ブラーバは、日本仕様と海外仕様があり、日本国内のirobotで正規販売されているのは日本仕様のもの。海外仕様のもののなかには、本体の配色が異なるものなどがあり、平行輸入品を扱う業者が取り扱っていますが、平行輸入品は日本国内のirobotのサポートは受けられないので注意が必要です。

現在では、irobotは、日本での自社製品の販売を託していた総代理店から、irobot製品を販売する事業部を買い取り、日本市場向けの現地法人を設立しているので、国内正規品を購入する方が圧倒的に多いです。

さて、ブラーバには『ブラーバ300シリーズ』と総称される2モデルと、『ブラーバジェット240』という300シリーズとは異なる仕様の拭き掃除ロボ、1モデルがあります。

写真は、左側がブラーバ300シリーズ、右側がブラーバジェット240となります。

ブラーバ300シリーズより、後に発売されたブラーバジェットは、目下のところ、1モデルなので、型番の240が省略され、単に『ブラーバジェット』と呼ばれることが多いです。

また、ブラーバジェットとは、シリーズ名で区別できるため、単に『ブラーバ』といった場合は、300シリーズをさしているケースも多いです。

ブラーバ300シリーズ(ブラーバ380Jとブラーバ371J)本体性能機能は同じ。違いは充電時間と付属品

ブラーバ300シリーズの国内正規品には、『ブラーバ380J』と『ブラーバ371J』という2つのモデルがあります。こちらは本体の性能機能は、まったく同じです。

ただ、380Jは、高速充電に対応したモデルで、付属品に高速充電器がつき、それまでバッテリ切れからフル充電まで、4時間だったブラーバの充電時間を2時間したモデルです。

380は、もともと380tという欧米市場で発売されていたモデルの日本仕様版であり、平均的な日本人の住まいでは、ブラーバを一日に何度も充電して使わず、1日1回だけという方も多いとうのが現実。
もし、ブラーバを1日1回しか使わないのなら、充電時間が4時間から2時間になっても、メリットはありません。そのため、日本向けに充電時間は従来型の4時間、クロスを多めに付属させ、価格を380Jより数千円低くした371Jというモデルが発売されました。

本体の性能機能がまったく同じなので、ブラーバ300シリーズは、本体の動作、機能性能を紹介する公式動画も、300シリーズで共通となっています。

ブラーバとブラーバジェット

私は、なまじ事前知識があったので、『最初は、珍しくて、1日何度も使いたくなるかもしれないけど、そのうち、絶対、1日1回になっちゃうよな~』と考え、迷わず371Jを購入しました。

実際に使ってみると、やはり、私の場合は、1日1回の出動でした。そのため、機能性能は同じなので、371Jでも、まったく不都合がありませんでした。
371Jは付属クロスも多かったので、購入から、1年半以上経った今でも、付属のクロスを買い替えたり、追加したいと思うこともなく、ランニングコストも良いです。

ただ、ブラーバを購入した後に、ブログを書き始めたので、高速充電器のある380Jのほうが、写真映えしたかな?という感想はもちました(*^_^*)。
ブラーバを購入した当時は、まだ、ブログを書き始めていなかったので、写真のことなど、まったく頭になったという次第でございます、はい。

ただ、消耗品のクロスが多いということは、ランニングコストを抑えられるということで、実際、乾拭き3枚、水拭き3枚もあると、本体の購入時、追加クロスの購入を、まったく考慮しなくて良いですから、ランニングコストに優れている点が決めてとなって、私のように371Jを選ぶ人も多かったようです。

ただ、371Jは日本限定のセット商品だったので、すでにアイロボットの公式ショップでは在庫がなく、まだ在庫が残っているオンラインショップの量販店の安値を比較すると、380Jとほとんど変わらない、日によっては、やや高い値段になってしまっているお店もあるようですが、アマゾンでは371Jのほうが数千円安いという価格体系は崩れていないようです。

【公式ショップのブラーバ全製品の参考価格】

参考価格帯>>アイロボット公式ショップ ブラーバ販売ページ

【量販店のブラーバ300シリーズ参考価格】

参考価格帯>>ブラーバ371J楽天安値ショップ一覧

参考価格帯>>ブラーバ380J楽天安値ショップ一覧

ばらつくと比較しにくいと思うで、ブラーバジェットの量販店での価格帯と一緒に掲載しておきます。

【量販店のブラーバジェット参考価格】

参考価格帯>>ブラーバジェット楽天安値ショップ一覧

【AMAZONブラーバシリーズ商品一覧ページ】
参考価格帯>>ブラーバシリーズ商品

ブラーバジェットは目下のところ型番240の1モデル。300シリーズからの改良点も多いが……

一方、ブラーバジェットは目下のところ型番240の1モデルが発売されています。
ブラーバ300シリーズと比べ、水拭き機能が強化され、相対的な使い勝手も向上しています。

ブラーバジェットは水拭きモードに振動を伴う二つのモードを搭載

ブラーバジェット

水拭き強化の特徴①:水拭きの動作モードには、振動を使う

ブラーバ300シリーズでの水拭きは、一定の圧をかけ、雑巾で床を拭くような人間の床拭きの動作を、ロボットにやって貰うというイメージです。

一方、ブラーバジェット240では、水拭きの際、小刻みな振動を使います。
ブラーバジェットは床面に小刻みな振動を与えることで、水拭きの時、水分を含んだ汚れを浮き上がらせ、汚れを取りやすくしているのです。

水拭き強化の特徴②:ウェットモップモードとダンプスウィープモード

ブラーバ300シリーズは、『水拭き』か、『乾拭き』かという2つの動作モードの選択ですが、ブラーバジェットは水拭き機能を強化し、水拭きに『ウェットモップモード』と、『ダンプスウィープモード』という2つの動作モードを搭載しました。

●ウェットモップモード
クリーニングヘッドを振動させ、同じ箇所を3回拭く動作モードです。汚れがひどい時の水拭きに利用します。

●ダンプスウィープモード
クリーニングヘッドを振動させ、同じ箇所を2度拭きする動作モードです。こちらのほうが日常使いの水拭きという位置付けです。

水拭き強化の特徴③:水の直接噴射

ブラーバジェット

ブラーバジェットは、ブラーバ300シリーズのような専用パッドは利用せず、本体に直接、水を入れて、本体から水がジェット噴射する仕組みになっています。

上の写真がブラーバ300シリーズの専用パッド。上段が水拭き用で、300シリーズのほうは、専用パッドに水を入れ、パッド側の小さな穴や、真ん中の布地の給水面から、水がしみ出す仕組みで動いていました。

下は乾拭き用。クイックルワイパーなどの先端と同じで、クロスを挟み込む仕様になっています。

パッドでの水分供給は、水拭き時に供給される水分量が少なく、偏りも生じやすかったため、それを不満に感じているという声も多かったのでしょう。
ブラーバジェットは、こうした不満を解決するべく、本体からの直接噴射という方式を取り、噴射された水の上を、拭くという方式になりました。

ブラーバジェットは、専用パッドを排し、装着する専用クロスも直接、本体にさす仕様になっていますので、噴射した水の上を、クロスがふき取るイメージです。

水拭き比較の結果:本当にブラーバジェットの水拭きのほうが綺麗になる

図は、ブラーバ300シリーズで旦那さんの書斎を掃除した後、ブラーバジェットで掃除したクロスの汚れです。私の旦那様は、タバコを吸うため、毎日、床を拭いても、拭いても、タール汚れが積もってしまいます(*_*;

ブラーバ300シリーズの水拭きが3回掃除なので、ブラーバジェットのほうも同じ個所を3回掃除するウェットモップモードを使用しました。クロスは、標準付属品のなかにもあるウェットモップモード専用の使い捨てのものです。

ブラーバジェットのほうが、ブラーバ300シリーズよりも、振動がある分、水拭きの汚れ落ちが良いのは確かです。

ブラーバジェットの水拭き以外のおもな向上点

動作モードの自動認識

ブラーバ300シリーズは、電源ボタンのほか、乾拭きモードのボタン、水拭きモードのボタンがありましたが、ブラーバジェットには電源ボタンしかありません。

ブラーバとブラーバジェット
水拭きに2つの動作モード、乾拭きに一つの動作モードがあるブラーバジェットは、本体裏面に装着するクロス一体型の交換パッドに開いている穴をセンサーで読み取り、動作モードを自動認識するため、動作モードの選択ボタンがなくなりました。

バッテリ外付け

ブラーバ300シリーズは、充電バッテリが内蔵でした。ブラーバの場合は、使用頻度にもよりますが、1年から1年半ぐらいでバッテリの交換が必要になります。

私は、数十年前からPCも自作機を使っているような女子なので、内蔵バッテリでも、何とも思わないのですが、私の旦那様は、いまだにテレビの配線ひとつ繋げない男子。
我が家は、電気まわりも、ネットワーク関係も、全部、私のお仕事(*^_^*)。破れ鍋に閉じ蓋。どっちかができれば、ノープロブレム。

機械音痴の我が家の旦那様でも、外付けになったブラーバジェットのバッテリ交換は簡単です。

またブラーバジェットは、バッテリが外付けになったので、本体を充電するのではなく、バッテリを充電器にさして充電する仕様になっています。
充電時間は、高速充電モデルの380Jと同じ2時間です。

参考:バッテリについての注意点

ブラーバ300シリーズは、充電式の電池にも使われているニッケル水素電池を使っています。ニッケル水素電池は、スマホやタブレットでもおなじみになったリチウムイオン電池に比べ、製造しやすく扱いやすいため、アイロボットの純正品ではない、価格を抑えた互換商品も出ていますが、電気系統に直結したバッテリは純正品を購入するのがお勧めです。

確かに、互換バッテリでも、問題なく稼働するものが大半で、問題がないように感じられることも多いですが、たとえば、しばらく家電を使わないで放置していたら、バッテリから液だれして、接触端子がサビたり、ショートしたりして、本体ごと修理に出さないと使えなくなってしまったといったトラブルの多くが、純正バッテリではなく、互換バッテリの耐久性の問題であることも多いです。

クロスのように、本体内部に直接影響を及ぼさないものについては、純正品よりリーズナブルな互換製品を試してみるのも良いとは思いますが、バッテリは極力、純正品を使うことをお勧めします。

ブラーバジェット バッテリ

 

ブラーバジェットは、ニッケル水素電池のように、メモリ効果(フル充電できる容量が誤認識され、充電容量が減ってしまう現象)がないなど、性能の高いリチウムイオン電池を使っています。ただ、海外の携帯でバッテリが火を噴いたという報道を時々、耳にすることからも分かるように、ニッケル水素電池に比べると、高度な技術が求められる充電池。粗雑なものを使うと、液だれ云々なんて次元の話ではなく、爆発するおそれがあるような充電池。そのため、ブラーバ300シリーズ以上に、互換バッテリは使わないのがお勧めです。

【アイロボット純正品】

参考価帯>>ブラーバシリーズ交換バッテリ

簡易バーチャルウォール

ブラーバジェットには、ブラーバ300シリーズにはなかったバーチャルウォール機能がつきました。といっても、掃除機ロボのルンバのように、侵入してほしくない場所に、本体は別の場所に結界を張る本格的なものではなく、本体の機能だけで背面結界を張る簡易版といった印象です。

図出典>>アイロボット公式ショップ楽天市場

狭いエリアの掃除にしか対応していない分、小回りはブラーバジェットのほうが利く

ブラーバジェット仕様

ブラーバ300シリーズは標準で56畳、最大112畳までの居住空間を認識できるのに対し、ブラーバジェットは、最大で15畳までの居住空間しか認識しません。この理由については次回、詳しく触れる部分があるので、その理由は、ここでは割愛しますが、早い話が、最大で15畳までのエリアしか認識しないことを前提に開発されています。つまり、一度に掃除するエリアが、狭いこと前提で開発されているのです。

ただ、本体や、クロスのサイズも小さいですし、ナビゲーションシステムにルンバ同様の人工知能も積んだので、300シリーズより小回りがききます。

ブラーバ300シリーズは、標準で56畳、最大112畳まで拡張できる広範囲の乾拭き掃除(水拭きはバッテリ容量の限界もあり、最大20畳)に対応していたモデルで、こうしたテーブルや椅子が設置されている箇所には、ラグや絨毯が敷かれていることが想定されていた観が強く、カーペットまわり、壁ぎわや、棚の下など、直線的な隙間掃除は考慮されていても、椅子の足の下をぐるっとまわるといった動きは苦手でした。でも、ブラーバは狭い範囲を、きめ細かく掃除することが念頭に置かれた仕様になっています。

もし、わたしがどちらか一方しか選べないのだとしたら、どちらを選ぶのか?

ブラーバ300シリーズです。

『おいっ!!』と、突っ込んでくださった方ありがとうございます。(*^_^*)

これまで、ブラーバジェットの改良点を書いてきましたから、ブラーバジェット押しなのかと思われた方も多いと思うのですが、途中の見出し『ブラーバジェットは目下のところ240の1モデル。300シリーズからの改良点も多いが……』の『が……』が気になった方、鋭いです。

ブラーバジェットはブラーバ300シリーズよりも、後に発売された新製品ですし、新製品ゆえ、300シリーズよりも改良された点が強調されて販売されているという側面もあります。

ですが、300シリーズよりも、劣化してしまった部分もあり、改良点よりも、むしろ、ブラーバジェットのデメリットを、どう考えるかが、自分にとってブラーバジェットのほうが良いか、ブラーバ300シリーズのほうが良いかの判断材料になると思います。

ただ、ブラーバジェットに、どんな改良点があったか、まったく知らないと、劣化点の話をしても、ピンと来ない、話の意味が通じないということになってしまうので、先にブラーバジェットの改良点を書いたというわけです。

誰でも300シリーズのほうが良いという意味ではない

なぜ、私が300シリーズのほうが良いと思ったのか。それには、さまざまな比較ポイントがあります。

誤解がないように申し上げておくと、私が300シリーズのほうが向いているなと思ったのは、我が家の住まい事情、私の性格も関係しており、ブラーバジェットよりも、ブラーバ300シリーズのほうが良いという話ではありません。

次に書く記事の比較ポイントをご覧になっていただくと、我が家の住まい事情、自分の性格では、ブラーバジェットほうが向いているなと思われる方もいらっしゃるはずです。

ブラーバジェットとブラーバ300シリーズの購入で、迷われる方が多いのは、機種の性能や操作性だけみても、比較ポイントがボケてしまうからだと思います。

なかには、『広い住まいはブラーバ300シリーズ、15畳までの掃除で良いのならブラーバジェットがお勧め』とアイロボットの公式アナウンスそのままのことを記事している方がいらっしゃいますが、現実は、広い家でも、ブラーバ300シリーズが認識できる56畳、112畳という居住空間認識が無駄になることもあり、ぶっちゃけ、我が家でも、300シリーズの広い空間認識は、無駄になっていて、ブラーバジェットの最大15畳までの認識で問題ありません。

それにも関わらず、私が300シリーズのほうを選ぶという結論に達したのはなぜか?

後編は、そういう具体的な話をしつつ、『比較ポイント1』、『比較ポイント2』という明確な形で、ブラーバジェットとブラーバ300シリーズのメリット、デメリットを比較していきたいと思います。

ランニングコストのほか、ブラーバジェットの水拭き掃除の問題点、300シリーズで広い空間認識を無駄にしてしまう事例、ブラーバジェット本体の衛生面など、他では、あまり記事にされていない部分についても、具体的に触れていくので、アップしたら、ぜひご覧になっていたければと思います。

数日であげられるよう頑張りますです、はい。

アップした記事です。ブラーバジェットが使いにくい環境について触れています。

【比較ポイント別】ブラーバとブラーバジェットどっちがいい? ☆彡 ブラーバとブラーバジェットの選び方(後編)