前回は、ダイソンのコードレス掃除機のなかで、V7シリーズは、ハイエンドのV8シリーズと、ローエンドという位置づけになったV6シリーズの中間的な製品だという記事を書きました。
三者に、どのような機能、性能の違いがあるのかを具体的に書いているので、興味がある方は、そちらの記事もご覧ください。

ダイソンV8、ダイソン V7、ダイソンV6の違い、比較を知りたい ☆彡 ダイソンコードレス掃除機にDysonV7シリーズが新登場(第1回)

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ダイソンの掃除機は、同じシリーズでも、複数のモデルがあります。
初めてダイソン製品を購入するときは、何が何だか分からないと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、今回は、新発売になったダイソンV7シリーズを中心に、どんなモデルが、どんな内容なのかをまとめていきたいと思います。

2017年8月追記:発売当時は、V7シリーズは、『Fluffy』と『Animalpro』の2モデルでしたが、『Absolute』という直販限定モデルも発売されましたので、こちらも加えた内容を追記しています。

ダイソンV7シリーズのコードレス掃除機にはスティック型(ハンディ型としても利用可能)と、ハンディ型の製品がある

コードレス掃除機には、通常の掃除機として部屋の掃除に使う背丈の長いスティック型の掃除機と、車内やソファなど部分的な掃除に便利な小型の掃除機があります。

スティック型とハンディ型

ダイソンのコードレス掃除機にも、スティック型と、ハンディ型がありますが、V6以降の本体の性能ごとのシリーズ単位で眺めると、以下のような特徴があります。

●2015年発売ダイソンV6 シリーズ(スティック型モデルとハンディ型モデルの双方がある)
●2016年発売ダイソンV8シリーズ(スティック型モデルのみ)
●2017年発売ダイソンV7シリーズ(スティック型モデルとハンディ型モデルの双方がある)

前回の記事で、詳しく書きましたが、ダイソンのコードレス掃除機製品の『V6』、『V8』、『V7』という名称は、掃除機本体が積んでいるダイソンデジタルモーターのバージョンに由来しています。
また、このモーターのバージョンにより、本体の性能や価格に差が出ます。簡単に言えば、数値が低いほうが旧型のモーターで、新しいモーターよりも、性能が劣りますが、価格は安くなります。

2017年度に発売されたV7は、V8シリーズよりも安価なコードレス掃除機を作ることを目的とし、内部的にはV6シリーズの改良型、操作性など外見はV8シリーズと同じ形状を取った製品です。

ダイソン V7 Fluffy、ダイソンV7 Animalproは、ダイソンV7シリーズのなかでも、スティック型のコードレス掃除機のラインナップとなります。

参考:ダイソンのスティック型掃除機は、ハンディ型としても利用できる

ダイソンV7出典>>ダイソン V7 Fluffyページの付属品

ダイソンV7、V8シリーズのスティック型掃除機は、どんなモデルにも、『ミニモーターヘッド』というハンディ型掃除機として使うためのミヘッドが付属していて、ハンディ型掃除機としても利用できます。

ダイソン ミニモーターヘッド

図は、Fluffyという製品名の商品に付属するソフトローラークリーナーヘッド(メインヘッド)と付属のミニモーターヘッドです。

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ただ、もともとハンディ型として発売されている製品は、スティック型の掃除機として利用するためのメインヘッドや延長管はありませんので、スティック型の掃除機として利用できません。

ダイソンV7シリーズのスティック型コードレス掃除機は、ダイソン V7 FluffyとダイソンV7 Animalproの2種類のモデルがある

ダイソンV7出典>>ダイソンコドレスクリーナーのラインアップ

目下のところ、ダイソンV7シリーズには、『ダイソン V7 Fluffy』という製品と、『ダイソンV7 Animalpro』の2種類があります。

ダイソンV7 違い

 

ダイソンの掃除機は、同じシリーズなら、本体の性能は共通しています。
たとえば、V8シリーズとV7シリーズでは本体の性能が違いますが、同じV7シリーズのFluffyとAnimalproという別のモデルの場合も、掃除機本体の性能は共通しています。

ダイソンV7シリーズのFluffyとAnimalpro両者の違いは、メインヘッドが、『ダイレクトドライブクリーナーヘッド』か、『ソフトローラークリーナーヘッド』かの違いです。

参考:Fluffy とAnimalpro

コードレス掃除機のDysonV8シリーズや、コード付き掃除機のDysonBallの主力製品でも、メインヘッドには、ソフトローラークリーナーヘッドと、ダイレクトドライブクリーナーヘッドが採用されています。

このうち、ソフトローラークリーナーヘッドのみが搭載されるモデルは、『Fluffy』 という製品名がつき、『ダイレクトドライブクリーナーヘッド』のみが搭載されるモデルは『Animalpro』という名称がつきます。

ダイソンV8シリーズや、ダイソンBallシリーズには、ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドの双方がつくモデルもあるのですが、ダイソンV7シリーズは、双方のメインヘッドつきのモデルは、現在のところ発売予定がありません。

メインヘッド(ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッド)の特徴と構造

ダイソン ソフトローラー ダイレクトドライブ

ダイソンV7シリーズは、上位モデルのV8シリーズと違い、価格を抑えたいというコンセプトもありますので、ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドの双方がつくモデルはなく、『Fluffy』(ソフトローラークリーナーヘッド搭載モデル)か、『Animalpro』(ダイレクトドライブクリーナーヘッド搭載モデル)の選択となります。

ソフトローラークリーナーヘッド

出典>>ダイソンコードレスクリーナー カタログ

ナイロンフェルトで覆われた全幅サイズのローラーを搭載。大きなゴミを捕らえると同時に、静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシが微細なホコリを取り除きます。

クリーナーヘッド専用モーターをローラーに内蔵することで、全幅サイズのローラーを実現。さまざまな床面をすみずみまでお掃除できます。

ナイロンフェルトで覆われたローラーと、静電気を抑えるカーボンファーバーブラシで構成されているため、フローリングに配慮したタイプの掃除機ヘッドです。

フローリングの掃除をメインに考えるのなら、ソフトローラークリーナーヘッドは秀逸ですが、ソフトローラークリーナーヘッドでの絨毯、ラグなどの毛足のあるものの掃除には物足りなさを感じます。

ダイレクトドライブクリーナーヘッド

出典>>ダイソンコードレスクリーナー カタログ

クリーナーヘッド内部にパワフルなモーターを搭載。固いナイロンブラシがカーペットに入り込んだホコリやペットの毛までも掻き取ります。
静電気の発生を抑えるソフトなカーボンファイバーブラシが微細なホコリを取り除きます。

ソフトローラークリーナーヘッドに比べると、毛足の長い絨毯やラグなどの床面の掃除でもパワーを発揮しますが、純粋なフローリングの掃除となると、ナイロンフェルトで覆われたソフトローラークリーナーヘッドほうが床材に優しい印象を受けます。

参考:どちらのヘッドが良いかは個々の住まいの環境や、ペットの有無などの違いなど考え方による

私はダイソンV8シリーズでも、ダイソンBallシリーズでも、ソフトローラークリーナーヘッドと、ダイレクトドライブクリーナーヘッドが2つとも搭載されたモデルを購入し、どちらも使っているのですが、双方のヘッドが登場した当初に比べ、ダイソンのカタログの記載の仕方が、非常に歯切れが悪くなっているように感じています。

もともとは、フローリング重視ならソフトローラークリーナーヘッド、絨毯重視ならダイレクトドライブクリーナーヘッドが勧められ、畳もソフトローラークリーナーヘッドで良しと断言されていたのですが、現在は、ダイレクトドライブクリーナーヘッドのほうにも『フローリングから微細なゴミも取り除きます』と書かれていたり、畳はどっちという表記も見かけなくなりました。。。。

ダイレクトドライブクリーナーヘッドは、ソフトローラークリーナーヘッドに比べ、パワーがあるので吸引力が強く感じられ、どこを掃除するにも、こちらのほうが良いと感じる方も、いらっしゃるようです。
特に毛が抜けるペットを飼っているような環境では、飼っていない環境の人間とは、考え方も違いますしね。

Meditations / Pixabay

 

ただ、ペットを飼っていない環境の私個人の感想としては、ダイレクトドライブクリーナーヘッドをフローリングの掃除には使いません。
あくまで、私個人の意見ですが、ヘッドの裏面写真を見て頂くと、ソフトローラーのほうが床材に対して当たる部分が柔らかなのは、確かだと分かると思います。

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ダイレクトドライブクリーナーヘッドは、ローラーが硬いため、やはり、フローリングの掃除を一番に考えるのなら、ソフトローラークリーナーヘッドを選択したほうが、床材に優しく、無難だと思います。
より本格的なカーペットの掃除には、ダイレクトクリーナーヘッドが向いているという考え方が、一般的だと思います。

畳に関しては、我が家の場合は、髪の毛などの取り残しが少ないのは、やはりパワフルなダイレクトクリーナードライブヘッドですが、ソフトローナークリーナーがダメなのかというと、そういうわけでもなく、畳は、どちらでも対応可能だと考えてよいと思います。

双方のヘッドの裏面の写真や、構造図を掲載したので、それらを見ながら、ご自身の住まいの掃除環境に、より向いていると思われるメインヘッドをチョイスしていただくのが良いと思います。

付属品

収納用ブラケット

ダイソン 収納ブラケット

コードレス掃除機を収納するためのブラケットです。壁に直接つけて利用することもできますが、ダイソンコードレス掃除機向けのスタンドなども販売されているので、そちらに取り付けて利用することもできます。

ダイソン スタンド ブラケット

 

ブラケットには、付属ツールを2つ装着できるソケットがついています。
私がスタンドを購入した頃は、あまりスタンドの種類がなかったのですが、最近は、いくらか増えているようです。
また、日曜大工が得意な方は、ホームセンターなどで、板材などを買って、壁かけ用のスペースを作っているという話も耳にします。

>>参考;コードレス掃除機スタンド(Amazon)

>>参考;コードレス掃除機スタンド(楽天)

ミニモーターヘッド

おもにスティック型の掃除機を、延長管を外して、ハンディ型の掃除機として利用する時に使うミニヘッドです。マットや車のお掃除など、ハンディ型の用途に使う方が多いです。

隙間ノズル

ダイソン 隙間ノズル

一般的な掃除機に付属されている隙間ノズルと同じ形状で、狭い部分を掃除するのに利用します。

コンビネーションノズル

ダイソン コンビーネーションノズル

用途によってブラシを出したりひっこめたりして使用できので、隙間ノズルとブラシノズルの役割を果たします。

2017年8月追記:ダイソンV7 Absoluteについて

ダイソンV8シリーズのAbsoluteの最大の特徴は、メインヘッドのソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドが両方ついたモデルだということです。

ダイソンV7シリーズには、発売当初、両方のメインヘッドがついたモデルは存在しなかったのですが、ここにきてV7シリーズでも、『Absolute』が登場しました。

V7シリーズのAbsoluteも、V8シリーズのAbsolute同様、2つのメインヘッドを搭載しています。

ダイソンV7Absolute

出典>>ダイソン公式 V7シリーズ

また、他の2つのモデルにはつかないミニソフトブラシが付属しています

お掃除ツールプレゼント・キャンペーン中

くわえて、現在は、公式直販でハードブラシか、延長ホース、フトンツールのいずれかをプレゼントするというキャンペーン中です。

これら3つのツールは、V8シリーズのAbsoluteだと、すべてついてくるものなのですが、ワンランク下のモデルのV7シリーズは、V8シリーズに比べ価格も抑えているため、付属品の数もV8シリーズよりも少ないです。

後で単品買いしようと思っても、結構なお値段がするので、こうしたキャンペーンを上手に活用したいですね。

>>ダイソン公式 V7シリーズ Absolute製品紹介ページ

価格帯と予備知識

量販店の場合

前回の記事にも書いたのですが、価格はとても大事ことなので、ここでも触れておきたいと思います。

ダイソンV7シリーズは、ダイソンV8シリーズの下位モデルで、性能機能がV8シリーズよりも劣りますが、今年度の新製品なので、まだ量販店での価格の割引き率が低く、ダイソンV7を購入する価格で、V8シリーズが購入できてしまったりするので、注意が必要です。

もちろん、この先、ダイソンV7シリーズも価格が下がり、ダイソンV8シリーズよりも買いやすくなる時期がやってくると思いますが、昨年の新製品であるV8シリーズの価格もチェックして、購入を検討するのが良いと思います。

参考に、ダイソンV7シリーズと、ダイソンV8シリーズの量販店の安値ショップ一覧を掲載しておくので、現在の価格帯比較の材料にして頂ければ幸いです。

【ダイソンV8シリーズ:楽天の安値ショップ一覧】

>>ダイソンV8シリーズAbsolute

>>ダイソンV8シリーズFluffy+

>>ダイソンV8シリーズFluffy

>>ダイソンV8シリーズAnimalpro

【ダイソンV7シリーズ:楽天の安値ショップ一覧】

>>ダイソンV7シリーズFluffy

>>ダイソンV7シリーズAnimalpro

【Amazonでの取り扱い商品】

>> V8シリーズ商品一覧

>>V7シリーズ商品一覧

ダイソン公式直販のセール情報にも注目




ダイソン製品の購入を検討するときは、一度、ダイソンの公式直販ショップを確認してみるとよいと思います。

現在、ダイソンでは、公式直販オンラインショップで、定期的にお買い得なセールを走らせています。
毎月、掃除機がセール対象商品になるとは限らないのですが、V8シリーズがヒットした後、昨年後半あたりからは、セール自体は、毎月実施されるようになり、さまざまな製品が対象品に並ぶようになりました。

ダイソン製品は、決して安い買い物ではないのではないので、サポートに万全を期したい方、限定モデルに興味がある方は、公式サイトのセールを狙ってみるというのも良いと思います。

>>ダイソン公式直販割引対象商品ページ

>>ダイソン公式オンラインストア 人気掃除機売れ筋ランキング

セールから外れている期間もありますが、しばらくすると、何らかのセールが始まっているので、ダイソン製品がお好きな方は、時々チェックしてみてください。

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