『ケール』、『明日葉』、『大麦若葉』は、青汁の主要原材料となる代表的な緑葉野菜。
青汁は、3つのうち、いずれか、あるいは複数を使った商品ばかりなので、いったい、この3つのうち、どれを使った青汁が良いのだろう?と疑問に思われた方もいると思います。

でも、この問いには、単純な答えがありません。
というのも、『ケール』、『明日葉』、『大麦若葉』は、それぞれに特徴があるため、どんな目的で青汁を飲むかによって、質問の答えが変わるからです。

青汁

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どれも栄養価が高い野菜ですから、野菜不足を補ったり、美容やダイエットにも有効ですが、『とくに生活習慣病対策に』とか、『とくに美容のために』とか、『とくにダイエットのために』とか、個々の希望で、青汁のチョイスも変わるということです。

一概に、『これだ』とは言えないから、青汁選びは難しいともいえます。

生活習慣病対策も、美容も、ダイエットも全部という欲張りさんは、『ケール』、『大麦若葉』、『明日葉』の3つとも原材料の野菜に使われている青汁が良いといえます。
ただ、3つとも使うと栄養価バランスは申し分なくても、価格を低く抑えたい、『飲みやすい』と謳うのが難しくなるなどの理由から、商品は多くありません。

青汁で、どれか1種類は原材料に使われている『ケール』、『大麦若葉』、『明日葉』。それぞれを使った青汁の効果を知ることで、自分にどんな青汁が向いているのか理解しやすくなります。
そのため、シリーズ「『ケール』、『大麦若葉』、『明日葉』、どの青汁が自分にって一番いい?」と題して、3回プラス、まとめとオマケ情報を加えた最後の1回の計4回の連載記事をアップします。
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この記事をアップしないと、実在の商品を例にして、青汁選びの着眼点を語る『青汁選びのポイント講座(後編)』が、おそろしく、長い記事になってしまうので、こちらのシリーズ記事をあげてから、ポイント講座の後編を書きたいと思います。

ホント、青汁は、意外に奥が深く、体系立てて記事を書くのに、悩みが尽きません(^_^;)

第1回の今回は、『野菜の王様』と言われるケールを原料にした青汁についてです。

ケール

ケール

ケールはキャベツの原種で、アブラナ科の植物。

アブラナ科の植物は、3000種以上あり、ブロッコリー、カリフラワー、ダイコン、カブ、コマツナ、チンゲンサイ、ワサビなど、日本の食卓でもお馴染みの野菜のなかにも、アブラナ科に属する植物が数多くあります。

ケールに含まれる代表的な成分と期待される効果

ケールの栄養

栄養評価出典>> ファンケルの本搾り青汁ベーシック 10日分セットぺージより

アブラナ科の野菜のなかでも、『野菜の王様』と呼ばれるケールは、老化を防ぐのに役立つ抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンE、お通じに利がある食物繊維、目に良いルテイン、皮膚や粘膜を強くするβカテロテン、睡眠改善への効果が期待される『睡眠ホルモン』とも呼ばれるメラトニンなど、さまざまな栄養価を含んでおり、血糖値が高い方や、高コレステロールの改善、予防に効果があることが、国内外の研究機関から発表されています。

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つまり、糖尿病や、動脈硬化など、生活習慣病対策、野菜不足を補い健康維持目的のために青汁を飲むことが一番の目的なら、ケールを原材料に含んだ青汁を選択するのが良いということになります。

ケールの注意点

味に関して

ただ、ケールは、独特の苦味があって、青汁にしても飲みにくいというデメリットがあります。
『良薬口に苦し』なんて諺がありますが、健康維持に最適なケールは、青汁を飲みにくくする野菜でもあり、『飲みやすい』ことを謳った青汁製品のなかには、ケールを使っていないものもあるので注意しましょう。

ビタミンKと禁忌について

ビタミンKは、怪我などの出血、内出血の際、血液を凝固させ、止血作用を持つビタミンです。
また、カリシウム生成、ひいては骨の形成に役立つビタミンでもあり、骨粗しょう症対策にも有効です。

ほぼ働きが同じとされるビタミンK1とビタミンK2のうち、ビタミンK1はアブラナ科の緑葉野菜に含まれ、ビタミンK2は納豆やチーズに含まれています。

アブラナ科の野菜のなかでも、栄養価が高いケールは、大麦若葉、明日葉に比べても、ビタミンK1の含有量が多いことで知られています。

そのため、血栓や梗塞の治療のため、抗血液凝固薬を服用している場合には、ビタミンKが薬の効力を弱めてしまうので、ビタミンKを多く含む食品の摂取を控える必要があります。

つまりワーファリンといった抗血液凝固薬を服用している場合は、ケールだけを原材料にした青汁の摂取は控えるようにします。

ケールが使われた青汁商品例

ケールだけを使った青汁の商品例

ファンケルの青汁

大麦若葉や明日葉を使っていても、栄養価が高いはずのケールを使っていない青汁が多いです。
というのも、ケールを入れると、味の調整が難しくなりますし、青汁商品の詳細はあまりチェックしないで、何となく、おいしい青汁を買いたいと思う顧客ウケが悪い製品になりやすいのですね。

でも、本来、ケールは栄養価のバランスが良い野菜。
青汁の原材料に、ケールだけを使った知名度の高く、ケールを使った青汁商品の有名商品には、『ファンケルの本搾青汁シリーズ』があります。

わたしぐらいの年齢だと、『まずい、もういっぱいっ!』というCMフレーズでお馴染みの青汁のさきがけ、キューサイの青汁もあるのですが、幅広い年齢層に知られている有名企業の商品となると、ファンケルの青汁です。

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情報が古いサイトだと、原材料の最初に食品添加物が表示され、食品添加物の分量がもっとも多いようなことが書かれている場合がりますが、現在は、国産ケールの記載が最初であり、野菜の割合がもっとも高くなっています。

ファンケル青汁

ケール1種類ではありますが、ファンケルの特許技術ツイントースなどを使い、ケールが含むカルシウムを効率よく摂取できるなど、もともと多くの栄養を含むケールの栄養をバランスよくとれるよう工夫もされています。

ファンケルの場合、主力の粉末タイプの青汁『本搾り青汁ベーシック』が、お試し価格で試せる商品があるので、試しに、ケールの青汁の味に挑戦してみたいという方は、まず、そちを試してみるのも良いと思います。お試しは、1回限りですが、10本入りが51%OFFの500円、送料無料ですから、気軽にケールを含んだ青汁の味を試せますね。

送料もかからず、安価なので、私も買ってみましたが、その後、勧誘があるわけでもないので、安心して申し込めます。

>>ファンケル本搾り青汁ベーシックお試し商品専門サイト
ファンケルの本搾り青汁ベーシック 10日分セット

公式サイトを確認していだけると分かりますが、1袋は4.5g。正規品は、一袋あたり、100円程度の価格になっていますが、一日の摂取目安は1袋から3袋とあり、野菜不足を補うために2袋飲むと200円、3袋飲むと300円程度の価格になります。

これは珍しい話ではなく、サントリーの『極の青汁』などでも、同様です。

この辺りのコストに関する話は、いぜんの記事『青汁選びのポイント講座(前編)』に書いてあるので、興味がある方は、そちらの過去記事もごらんになってください。

『ケール』、『大麦若葉』、『明日葉』の三つを使った青汁の商品例

サンスター青汁

青汁のおもな原材料となる『ケール』、『大麦若葉』、『明日葉』は、それぞれに特徴がありますから、3つとも原材料に使えば、さらに栄養バランスがよくなります。
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ですが、複数の種類の野菜を使うとコストを抑えるのは難しくなりますし、青汁商品のなかには、食品添加物の割合が高く、味はよくて、値段は手ごろ、野菜の割合は少しという商品も珍しくないのが実情で、『ケール』、『大麦若葉』、『明日葉』の3つの原材料を使った安心安全な商品は、サンスターの粉末青汁ぐらいのものです。
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サンスターの粉末青汁は、『ケール』、『大麦若葉』、『明日葉』のほか、『ブロッコリー』、『モロヘイヤ』が原材料。野菜だけで、食品添加物などは、一切入っていない粉末青汁
これは、大変珍しく企業努力もたいへんな青汁です。サンスターは健康食品をやっているというイメージが、サントリーなどと比べると弱いので、商品そのものを特徴ある良いものにしないと戦えない、良い商品なら受け入れて貰えるというスタンスで望んでいるのだと思います。
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『青汁選びのポイント講座(前編)』の冒頭部に書きましたが、私は、旦那様の血圧200突破事件を受け、健康維持のため、できる限り、良質な青汁を探したのですが、添加物も問題にならない、国産野菜だけで作られ、『ケール』、「大麦若葉』、『明日葉』のすべてを使っている青汁は、この商品しかありませんでした。

まあ、味はさて起きという話ではあるのですが(*^_^*)

野菜不足を補う目的で摂取するなら、安心安全、栄養バランスも申し分ない商品ですが、ケールと同じアブラナ科の植物であるブロッコリーの味が強めなので、ブロッコリーが苦手な方は飲みにくいかもしれません。
ブロッコリーが好きなら、苦くて飲みにくいとは感じないと思います。

>>サンスター健康道場 粉末青汁公式サイト
1日分の野菜不足をこれ一包 サンスター粉末青汁

公式サイトを確認していだけると分かるのですが、一袋あたり10g、150円ですが、1日の摂取目安は1袋であり、実際は、安心安全な青汁のなかでは、特別高い製品というわけではありません。

ケールを含め9種類の野菜が入ったジュースタイプの青汁

サンスター青汁

粉末タイプではありませんが、サンスターからは、ケールのほか、ブロッコリー、セロリ、キャベツ、ホウレンソウ、パセリ、ダイコンの葉、小松菜の9種類の野菜、リンゴ果汁、レモン、若干の食品添加物が原材料に使われた缶入りの『おいしい青汁』という製品も出ています。

こちらは、先ほど紹介した粉末青汁が飲みにくいという方のために、じゃっかんの果実や食品添加物を用いて、甘い青汁にしています。

缶入りの飲み物は、加熱処理するのが一般的ですから、熱に弱いビタミンや酵素が破壊されてしまいますが、サンスターの『おいしい青汁』は、『フレッシュピューレ製法』というサンスターが開発、特許を取得した技術を用いて、できる限りフレッシュ感と栄養価を損なわないよう、一部の原材料に熱をかけずに生のまますりおろし、レモン汁によって酵素の働きを止めながらピューレ化した製品です。

大麦若葉や明日葉は使っていませんが、抗酸化作用持つビタミンを含んだ野菜中心ですから、美容美肌にもよさそうです。

ただ、ジュースみたいな添加物塗れの青汁とは違いますから、『おいしい青汁』といっても、青汁の域は出ません。

デトックスなどで飲まれる甘さと酸味がある液体の酵素製品に近いお味で、好き嫌いはあると思います。

>>サンスター健康道場 おいしい青汁公式サイト
サンスター 健康道場 おいしい青汁

ビューレ配合のジュースがもったりしているため、牛乳で割って、スムージー感覚で飲めます。

公式サイトを確認していだけると分かるのですが、加熱処理している一般的な野菜ジュースに比べても、粉末青汁に比べても、高価で、1缶200円。
健康を意識した人が購入する青汁商品ということで、それだけ手間をかけ、良質な野菜を使っているため、致し方ないという側面があります。

毎日飲むのは、コスト的にきついのですが、私は、粉末の青汁と併用で、たまに違った味を楽しみたいときに飲むようにしています。

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