セスキ炭酸ソーダ

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セスキ炭酸ソーダは、重曹に炭酸塩が加えられたアルカリ剤。重曹と炭酸塩の中間的な性質を持ちます。
重曹よりも水に溶けやすく、アルカリ度は高く、炭酸塩よりアルカリ度は低いですが、炭酸塩より手肌にかかる負荷が少なく、扱いやすいという特徴があります。水溶液はpH9.8の弱アルカリ性です。 ちなみに重曹はpH8.4、炭酸塩はpH11.2です。大きな違いがないように思えますが、pHの値が1違うと、水素イオンやアルカリ性の強さは10倍違います。

>>さまざまなセスキ炭酸ソーダ

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重曹

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重曹は、膨らまし粉にも使われ、食品にも使われます。
弱アリカリ性の洗剤として使え、発砲作用も汚れ落としに役たちます。また、水に、溶けにくいため、シンクや鍋のクレンザー代わりに使うことができます。ただ、セスキ炭酸ソーダよりも、弱いアルカリ性なので、セスキ炭酸ソーダよりも、酸性汚れを落としにくくなりますし、水に溶けにくいため、スプレーとして使うのも、セスキ炭酸ソーダのほうが扱いやすいといった特徴があります。

>>さまざまな重曹

 

炭酸塩

後述するセスキ炭酸ソーダよりも、強いアルカリ性であり、セスキ炭酸ソーダが登場する前から、油落としや石鹸洗濯といった、さまざまな場面でアルカリ助剤として使われてきました。
ただ、素手で使うと、皮膚の表面がヌルっとした感じになります。これは、皮膚のタンパク質(角質)を溶かしてしまうほどの強さがあるアルカリ性だからです。つまり、手袋なしには使えないアルカリ剤ですから、ちょっとした汚れ落としなら、重曹やセスキ炭酸ソーダのほうが扱いやすいという特徴があります。

>>さまざまな炭酸塩

 

用途

セスキ炭酸ソーダだけで洗濯するアルカリウォッシュ、石鹸洗濯のアルカリ助剤として使う場合は、粉末のまま利用しますが、掃除においては、水に溶けやすいため、粉末を水に溶いてスプレーとして使う場面が多いです。
さまざまな掃除に使う基本のスプレーは、水500ccに対して、小匙1のセスキ炭酸ソーダという割合が基本になります。

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得意な汚れ落とし

油脂を乳化したり、タンパク質を分解したりする力があるので、皮脂汚れや垢汚れ、経血汚れ落としで使われます。たとえばキッチンまわりの油落とし、ドアノブやスイッチの手垢汚れ、洗濯など、用途は幅広いですね。

 

セスキ炭酸ソーダ+電解水のWパワー製品もお勧め

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粉末のセスキ炭酸ソーダの水溶液を自分で溶かしてスプレーを作るのも良いのですが、私は、ふだん使いのお掃除には、市販のセスキ炭酸ソーダと電解水を使ったスプレー製品を使っています。
テレビやネットでも話題になりましたが、自分で作った水溶液より、じゃっかんの違いといえば、じゃっかんの違いなのですが、汚れは落ち効果も高いです。また、こうした製品は除菌消臭効果もプラスされているため、食卓といったテーブル拭きなどで、セスキ炭酸ソーダとエタノールといった組み合わせで二度拭きせずとも、除菌消臭効果が欲しい場所を、一度に掃除できるというメリットもあります。

>>セスキ炭酸ソーダ+電解水 除菌消臭スプレー

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>>アルカリ電解水 セスキ炭酸ソーダ配合 除菌消臭スプレー

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セスキ炭酸ソーダの注意点

酸性汚れ落としに、用途が幅広いセスキ炭酸ソーダですが、使えないものもあります。以下のものの拭き掃除は、避けるようにしましょう。

●白木
●表面加工が施されている家具
●畳
●繊維素材のカーペット
●土壁や漆喰
●アルミ、銅、真鍮といったアルカリ腐食する金属

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