クレイ(泥)を使ったフェイスパックは、エステサロンでも取り入れているお店が多いので有名ですよね。クレイでフェイスパックすると、前回お話ししたクレイの作用で、毛穴も綺麗にするディープクレンジング効果が得られます。同時に、皮膚細胞の活性化、血行促進、皮脂調整作用によるニキビ、吹き出物の沈静効果と、お肌そのものを健康的な状態に導いてくれます。

手作りクレイフェイスパックのレシピは、バリエーションが豊富

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安心してください。写真の材料をすべて使うわけではありません。これらは、クレイフェイスパックを作るときに使われる材料例です(*^_^*)

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クレイフェイスパックは、クレイを使うこと、水分を使うことは共通していますが、その他、混ぜ合わせる材料には、バリエーションがあります。たとえば、使用する水分に、アロマウォーターを使ったり、精製水やミネラレルウォーターを使ったり、冷ました煎茶を使ったり、果実や、メレンゲやヨーグルトを使ったり、肌をどうしたいのかという効果効能を考えつつ、さまざまなレシピが作られています。料理のレシピと同じで、基本形はあるけど、さまざまな工夫を凝らすことができるのです。

蛇足ですが、クレイフェイスパックのレシピをいろいろ調べていたら、キュウリのスライスを顔に貼り付ける、昭和のドラマ感たっぷりのものもありました(*^_^*)。
本当はアボカドあたりを載せてあげるのがオシャレ~(私の次元で)なのかもしれませんが、今、我が家には、冷凍のカット・アボカドしかなかったので、昭和を懐かしみ、キュウリを飾ってみました(*^_^*)。

ここでは、キュウリも登場しないクレイフェイスパックの基本中の基本の作り方をご紹介します。

 

クレイペーストを作ろう

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1.クレイと水分をペーストにする

まずは、クレイを水分で溶きペースト状にします。基本形なので、ここで使う水分は、精製水にしています。
ネット上の情報では、『水道水は絶対にダメ』という情報を掲載しているサイトもあったのですが、私が参考にさせて頂いた書籍では、『水道水でも大丈夫』と書いてありました。

>> 参考文献 福島麻紀子著『大地のエネルギーで癒す クレイセラピー』

ただ、手作りの化粧水などでも精製水を使いますし、さまざまなレシピで使われるアロマウォーターも、つまるところ、精製水に無水アルコールで溶いたアロマを混ぜた液体です。
スキンケアで使うものですし、精製水も百円かそこいらで買えるものなので、精製水を使うのがお勧めです。アロマウォーターも自分で作れますしね。そのうち、応用レシピと一緒に、記事にアップしたいと思います。

ペーストの硬さの目安

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ペーストの硬さは、参考文献では、『マヨネーズぐらいのかたさ』とありました。クレイは、同じ大匙1でも、種類によってg数が変わってしまうため、画一的な目安の表記は難しいのですが、30gのクレイに対して、水分は20mlぐらいを目処に微調整します。

 

2 キャリアオイルを加える

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キャリアオイル

『キャリアオイル』なんて聞くと、『何それ~。うちにはナイっ!』と思われる方もいっらしゃるかもしれませんが、台所にあるという方も珍しくないオリーブオイルや、グレープシードオイルもキャリアオイルの一種です。

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キャリアオイルとは、アロマセラピーにおいて、俗にいうアロマオイル、正しくは精油(エッシャンシャル・オイル)を希釈するための植物油。マッサージオイルなどをつくるための、二次的な原材料に使われる植物油の総称です。そのため、さまざまな種類のキャリアオイルがあります。

保湿効果が高いホホバオイルが使われることが多いですが、さまざまな種類があるため、多種多様なクレイフェイスパックのレシピでも、多種多様なオイルが使われています。

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私が使っているのは、アマゾンで1位になっているマッサージオイルで、いくつかの植物のブレンド油。でも、無香料ですから、さまざまなエッセンシャルオイルと組み合わせ使うこともできます。つまり、キャリアオイルの一種ということになります。

 

大事なのは、クレイと水分だけのペーストを顔に塗らないこと

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クレイを精製水で溶いた後、植物油を少量くわえることで、刺激を緩和、保湿効果を得るということです。もちろん、それぞれのオイルに特徴があるので、たとえば、ニキビや吹き出物の対策が第一のレシピなら、それに一番、有用と思われるオイルが、レシピの材料として紹介されます。

ただ、刺激を和らげ、保湿効果を得るという点に限れば、クレイと水分だけのペーストに、キャリアオイルを加えることで目的が達成されるので、どんなキャリオイルでもでも問題ありません。もちろん、クレイペーストに、エッセンシャルオイルで、匂いをつけるのなら、匂いがないオイルを使うのがお勧めですが。

 

3. ハチミツも使って調整しよう

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キャリアオイルだけで薄めると、油ぽくなってしまい、パックを落とす際のベタつき感が強くなりますから、はちみつを加えて調整するのが良いと思います。はちみつの代わりに、メープルシロップで代用しても問題ありません。

最初のうちは、キャリアオイルやハチミツの割合高めで

キャリアオイルやハチミツの量は全体の分量の2割から5%ぐらいを目安として調整するのがよいですが、クレイパックに慣れていない最初のうちは、キャリアオイルやハチミツの比率高めで、慣れてきたら、洗浄力を高くするため、割合を減らしていくのがお勧めです。

 

クレイフェイスパックの使い方

時間

パック時間は、レシピや季節、肌の質にもよるのですが、まずは5分ぐらいを目安に試してみましょう。10分から20分ぐらいまでのパック時間が一般的ですが、最初は短いかなぐらいの時間で十分。あと、長くやりすぎると、逆効果。お肌が乾燥するので気をつけましょう。パックが終わったら、化粧水とクリームでお肌を整えるのも、忘れないでください。
水洗いしたとき、ちょっと油分が多かったかなと思ったら、コットンと、ふき取り化粧水で、お肌を、やさしく撫でてあげればさっぱりします。ゴシゴシは、ダメですよ。

頻度

クレイパックは、頻繁にやるスキンケアではありません。いわば、スペシャル。そのため、1~2週間に1度ぐらいが一般的な頻度です。

参考;私はピンク主体で顔全体やってますが、いい感じです。
お肌の調子が良い感じです。冬ということもあり、油分と蜂蜜、多めレシピでクレイフェイスパックしたあと、ぬるま湯で洗い落とします。ちょっとベタつき感が残っていても、そのあと、化粧水のシートパックもします。これが終わると、油っぽいというより、しっとり感のほうを感じる感じで、確実に、電子顕微鏡レベルで美しくなっている気がします(*^_^*)

小鼻やTゾーンなど、毛穴が目立つ部分使いもお勧め

実際のところ、ある程度、歳食っちゃうと、部分的な乾燥がひどくて、部分的にはテカってるという状態が顕著になりますよね。だから、毛穴の汚れが目立つ小鼻やTゾーンに使うといった部分使いもお勧めです。それなら、グリーンクレイを使っても、乾燥しやすい部分は避けられますしね。

 

使った材料など

フレンチクレイお試し5色セット各20g

フレンチクレイ・ピンク(イライト&カオリン) 100g

明治屋 純粋蜂蜜 使いきりタイプ 15g×5本

 

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