合成洗剤を使わないお掃除をナチュラルクリーニングといいます。たとえば、重曹やクエン酸といった製品を洗浄剤に使います。
今後、それを使ったお掃除方法の記事をアップしていくので、最初にナチュラルクリーニングで使われる汚れ落としと洗剤の関係をまとめておきたいと思います。

汚れの種類を考える
まず、掃除で汚れを落とすときは、汚れが酸性か、アルカリ性か区別します。汚れが酸性ならアルカリ性の洗剤を、汚れがアルカリ性なら酸性の洗剤を使いましょう。

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ナチュラルクリーニングの洗剤の種類
ナチュラルクリーニングで使われている洗剤の代表格、6種類を紹介します。

☆過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)弱アルカリ性
『酸素系漂白剤』という名称でも知れています。後者の名からも想像がつくように、衣類や食器の漂白にも使われますが、発砲作用があるため、排水口や、洗濯機の洗濯槽の掃除、食洗器の洗浄にも向いています。

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☆重曹(炭酸水素ナトリウム、重炭酸ソーダ)弱アルカリ性
重曹は、膨らまし粉にも使われ、食品でもありますね。弱アリカリ性の洗剤として使え、発砲作用も汚れ落としに役たちます。また、水に、溶けにくいため、シンクや鍋のクレンザー代わりに使っている方も多いのではないでしょうか。ただ、非常に弱いアルカリ性なので、かなり古くなってしまった酸性汚れを落とすのは難しいため、気合いを入れてお掃除したい時に使う洗剤というよりは、日々のお手入れに使う洗剤です。

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☆セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、炭酸ナトリムと重曹を配合した物質で、重曹よりも用途が幅広く使いやすいという特徴があります。重曹に比べて水に溶けやすいという性質があるため、自分でスプレーボトルも作りやすいですが、製品としてのスプレーボトルが何種類も売られているということからも、重曹より用途が広く、お手軽に使えるという事実を証明しています。
皮脂汚れや血液汚れの掃除に優れているため、たとえばドアノブやスイッチなど、人の手が触れることで、どんどん汚れていくものの拭き掃除、生理用品の付けおき洗いも得意です。

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☆クエン酸
クエン酸は、水まわりのお掃除で諜報する洗剤です。クエン酸は酸性。水アカや石鹸カスといった掃除が得意で、抗菌効果もあります。シンクまわりのお手入れのほか、たとえば、電気ポットを使っていると、底に白い水アカができますが、クエン酸で手入れしたり、お手洗いのアンモニア臭にも効果があります。ただ、酸性ですから、油汚れやタンパク質汚れを落とすのには向いていません。

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☆石鹸(脂肪酸ナトリム)
ここでいう石鹸とは、合成洗剤の石鹸と違い、天然油脂とアリカリ成分で出来た石鹸。パッケージに『脂肪酸ナトリウム』と書いてあるものです。弱アリカリ性です。布製用品、布製の掃除用具などを水洗ったり、煮荒いしたり、ふつうの洗濯洗剤は使いたくないんだけど、汚れ落としに使いたい時に重宝します。

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☆アルコール(エタノール、エチルアルコール)
アルコールは、水を使いたくない拭き掃除で利用します。中性です。
たとえばカビが生えやすい場所の拭き掃除。電気コンセントや家電側の拭き掃除にも適しています。また溶解作用も期待できるので、ペンの汚れ、シールはがしのような場面でも使われます、無水アルコール、消毒用アルコールがありますが、後者のほうが安価ですし、掃除使うのが後者でも問題ありません。

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